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秘密基地◆小3クオリティ

■■■秘密基地■■■

小学3年にもなると、もう男子はエロいことが大好き!

それまで「うんこ~」「お尻~」「おっぱい~」と叫んでいただけが、具体的に裸やセックスに興味が湧いてくる。

そんな中に必ずひとりは「エロのリーダー」が出てくるんだよね。

エロのリーダーの条件は
①エロい知識が豊富
②エロ本やエロマンガなどのネタを持っている、または調達してくるのが異常にうまい

お父さんが読んでいるHなグラビアが載った週刊誌を、定期的にみんなの「財産」として持ってくるヤツ。
捨てられているエロマンガを拾ってくるのが異常にうまいヤツ。

少年たちはそうやって「エロ財産」を1箇所に集めてゆく。



都会の郊外に住んでいた俺たちは、最初は近所の林の中に「秘密基地」を建設してその中に「お宝」を隠していた。

秘密基地は素晴らしい出来だった。電器屋の裏から大きなダンボール箱をいくつも持ち出し、ガムテープで貼り合わせて「部屋」を作った。大きなブルーシートをダンボールハウスの上からかぶせ、防水を施した。中が真っ暗になったので、カッターナイフで壁に切り込みを入れて、開閉式の窓を作った。レジャーシートを敷いた地面は、雨のあとは湿ってしまう欠点があったが、キムチンというやつが大ごみの中から木のスノコを持ってきて、快適になった。

見た目は「小さくて不恰好なホームレスの家」だったが、俺たちにはカッコいい秘密の「基地」だった。

キャンプ用の電池式小型ランプを持ち込み、家からお菓子やドリンクを持って放課後は基地に集まった。
その薄暗い基地の中で、テレビやマンガのバカ話をして笑い転げた。
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