第一章:白ひげ海賊団
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私たちはとにかくこの服が目立つので服を買わなければと思ったが、この世界のお金は残念ながら持ち合わせてなどいない。その為、鞄に入っているものを売ろうと質屋に訪れていた。
「んで、あんたら何を売りに来たんだい?」
ユーマは財布を開き500円玉を質屋のおじさんに手渡した。
「これは500コインと言うんだ。ある王国が極秘で作ったらしい。これを持っていれば一つの町も買えちまうって話だ。どうだ?25万ベリーで手放すつもりだが…」
誰だこいつ。なんかキャラが違うような気がするがきっと気のせいだろう。そう言う事にしておこう。おじさんは目を輝かせ500円玉を見ている。どうやらユーマのウソに騙されたようだ。可哀想に。
「そんな安くていいのか?」
「あぁ、俺たちには必要のないものだしな。契約成立でいいかな?」
「勿論だ!」
25万ベリーを手にし不敵な笑みを浮かべるユーマに恐怖を感じながら目的である服屋に訪れた。そこは男性専用の服ばかり並ぶ店だ。
「お前は今日から男装しろ」
「え?なんで??」
ユーマは店の外に居る男二人組を指さした。
「あいつら、さっきからずっとつけてきてる。目的はお前だろうな」
何故自分を狙うのか私にはさっぱり分からなかった。よく分からないと言う顔をしていると溜息をついて説明してくれた。
「俺らの服装のせいだ。きっとあいつらはお前を貴族のお嬢様と勘違いしてるんだろう」
確かに私の服装はパーティドレスではあるが、この世界にも貴族なんていっぱい居るだろう。そんな物珍し者なのだろうか。
「とにかくだ、今日からお前は俺の弟って設定でいくぞ」
「いや、ちょっと無理ある様な…」
こうして、私の男装生活が始まった。