このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

蘭陵王のエネミーグルメレポート

 ●月■日
 執筆者:蘭陵王

 このたび、カルデアの食料調達班に選ばれました、蘭陵王です。
 日々過酷な戦いを繰り広げるカルデア、その食糧問題はまだ逼迫したものではありませんが、早晩食べるものが限られてくるだろう――というダ・ヴィンチ殿の見解により、この食料調達班が発足されました。
 私をその中に選んでいただけたこと、光栄に思いますが……私は特に料理に関して逸話があるわけでもないのです。
 ただ、ダ・ヴィンチ殿の説明によると、「四足のものは机以外何でも食べる、空を飛ぶものは飛行機以外何でも食べると評判の中華出身のサーヴァントであり、それでいて蘭陵王ならゲテモノ料理にすることもないだろうという安心感がある」とのことで……カルデアもなかなかクセの強いサーヴァントが集まっているようですな。

 さて、前置きが長くなりました。
 今回、調理・実食したものは、まずは小手調べということでワイバーンです。
 ええ、この食料調達班、なにを食料にするかと言うと、エネミーを捕獲、これを倒して食べるという、実にワイルドなものなのです。
 まあ、ワイバーンでしたら通常群れで行動しておりますし、お喋りしていると途中から会話を遮るように現れるので、食料には困らないのではないでしょうか。
 というわけで倒したワイバーンの肉を切り分けます。
 流石に亜竜ともなると鱗が硬いですね。普通の包丁では刃が通らないので、エミヤ殿の投影魔術で私の剣を再現していただきました。新品ですので衛生上は問題ありません。
 鱗を剣で剥がし、ワイバーンの肉を一口大に切ります。
 ひとつ焼いて食べてみましたが、鶏と蛇に近い味わいですね……やはり唐揚げが合うのではないでしょうか。
 まずはワイバーンの肉に醤油、酒、すりおろした生姜やにんにくなどを混ぜた特製のタレを絡めて揉み込み、30分~1時間ほど寝かせます。
 そのあとは片栗粉と薄力粉をつけすぎないように、まんべんなく。
 屋外でしたが、焚き火に鍋をかけて、油をたっぷり。そこに先ほどのワイバーンの肉を投入します。
 火が通るまで中火で揚げて、きつね色になってきたら油を切って器に盛って完成です。
 レモンを添えてもいいですが、勝手にレモンを絞るとマナー違反になるそうなので、注意が必要ですね。

 ――さて。
 ワイバーンの肉を揚げている間に、その匂いを嗅ぎつけてエネミーが集まってきたので、我々食料調達班は引き続き、『食料』の調達に戻ります。
 マスターに美味しい料理を召し上がっていただくため、身を粉にして働く所存です。
1/2ページ
スキ