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「杉元!今日もウサギを狩りに行くぞ!早くしろ!」
「待ってよアシリパさ〜ん。」
杉元たちは今日もウサギを狩るために山に出掛けていた。
「杉元見ろ。ウサギを捕まえたぞ。帰ってチタタプにしよう!ん?あそこに何か見える!行ってみよう!」
アシリパが指を差した先には白い毛の塊がみえる。興味が湧いたアシリパはすぐに走り出していた。
「‼︎杉元っ!早く来い!見たこともない生き物だ......。人の姿をしているが獣の耳と尾が生えている......。一体コイツは.......。」
「!アシリパさん、俺もこんな生き物は見たことも聞いたこともない。」
「そうだな...。いや、それよりとても寒そうだ。すごく震えているし、こんなに肌を出していたら凍えて死んでしまう。今すぐチセに連れて行って温めてやろう。」
「わかった。急ごう。でも危険なやつかもしれないから、油断しないようにしよう。」
杉元とアシリパは白い生き物を連れてチセに急ぐ。
生き物の体はとても冷たくなっており、早く温めないと命に関わるかもしれない。
「よし着いたぞ。すぐに火をつけるから杉元は上着をコイツに貸してやってくれ。」
「ああ、わかった。」
「温かくすればきっと目を覚ますだろうから、しばらく様子を見よう。......本当にコイツは何者なんだろうな...。」
「モノノ怪の類かもしれないな。」
「?もののけ?なんだそれは?」
「妖怪のことさ。悪さをしたり人に化けたり、いるかいないかわからない、奇妙な存在のことだよ。」
「妖怪...。もしかしたらカムイかもしれないぞ。」
「フフフ。そうかも。とにかく起きたら話を聞いてみよう。でももし怪しい動きをしたらその時は容赦しないよ。」
「わかった。」
「うぅ...。ウッここは......?」
「起きたか。ここは私のチセだ。お前は何者だ?どうしてあんなところで倒れていたんだ?」
「チセ...?」ガバッ
「ヴヴヴゥー‼︎ガウッガウッ‼︎お前らダレだ!オレを
拐って何する気だ!」
「下がってアシリパさん!やっぱりコイツは危険だ!」
銃を抱えた杉元が前に出る。
「待て杉元!打つなっ!お前も落ち着け!私達は敵じゃない!雪の中で倒れて凍えていたのを助けたんだ!」
「ヴヴゥー... 助けた...?雪の中?オレがいたところは雪が降ってなかった!ここはドコだ⁉︎」
「ここは北海道だ。少しは落ち着いたか?杉元は武器を下ろせ。一旦お互いに話し合おう。チタタプのオハウを作るから、食べながら話せばいい。」
「ヴヴゥ...。わかった...。」
チタタプ チタタプ...
「よし!2人とも食べろ!」
モグモグ
「‼︎ウマイ...!こんなの食べたことナイ!あったかい...。」
「うんうん!ヒンナヒンナ!やっぱりチタタプは美味い!......改めて聞くがあんたは何者なんだ?」
「オレはニイナだ!お前たちこそ何者なんだ?」
「オレは杉元佐一、こっちがアシリパさん。なんで獣の耳と尻尾がついてるんだ?」
「それはオレが狼の獣人だからだ。オレのいたところは他にも獣人がいたぞ。お前たちにはなんで生えてないんだ?獣人じゃないのカ?」
「獣人?そんなのは聞いたことがないぞ?それに何故雪の中で倒れていた?」
「聞いたことナイ?オカシイ...。獣人はいっぱいいるのに聞いたことがナイのカ?倒れていたのは変な木の実を食べてしまったからだが、雪の中なのはよくわからない。気づいたらココにいた。」
「わからないことだらけだな。もしかしたらニイナは違う世界から来たのかもしれない。だからお互いに知らないことばかりなんじゃないか?」
「違う世界...。じゃあオレはどこに行けばいいんだ...。どうすればいい...?」
「ニイナ、私達と一緒に旅をしてみないか?私達はとある目的で旅をしている。行くところがないなら、一緒にくればいい。」
「目的?...わかった。オレも一緒に旅するヨ。それでその目的ってなんだ?」
「俺達は金塊を探しているんだ。そして金塊の手掛かりとなる刺青人皮を持った囚人を探しながら旅をしている。この旅は危険を伴うがそれでもいいのか?」
「ウン。行くところも無いし助けてもらった恩もあるから、やっぱりオレもついていくヨ。」
「よし、じゃあ俺達は今から仲間だ。これからよろしくな。」
こうして杉元とアシリパとニイナは仲間になった。
「ところでその耳と尻尾気になってたんだけど、触ってみてもいい?」
「優しく触るならイイぞ、杉元。」
「わ〜ふわふわ〜。アレ?ニイナは牙も生えてるのか?」
「ああ。オレは狼だからな。嗅覚も鋭いぞ。」
「そっか〜」
「待ってよアシリパさ〜ん。」
杉元たちは今日もウサギを狩るために山に出掛けていた。
「杉元見ろ。ウサギを捕まえたぞ。帰ってチタタプにしよう!ん?あそこに何か見える!行ってみよう!」
アシリパが指を差した先には白い毛の塊がみえる。興味が湧いたアシリパはすぐに走り出していた。
「‼︎杉元っ!早く来い!見たこともない生き物だ......。人の姿をしているが獣の耳と尾が生えている......。一体コイツは.......。」
「!アシリパさん、俺もこんな生き物は見たことも聞いたこともない。」
「そうだな...。いや、それよりとても寒そうだ。すごく震えているし、こんなに肌を出していたら凍えて死んでしまう。今すぐチセに連れて行って温めてやろう。」
「わかった。急ごう。でも危険なやつかもしれないから、油断しないようにしよう。」
杉元とアシリパは白い生き物を連れてチセに急ぐ。
生き物の体はとても冷たくなっており、早く温めないと命に関わるかもしれない。
「よし着いたぞ。すぐに火をつけるから杉元は上着をコイツに貸してやってくれ。」
「ああ、わかった。」
「温かくすればきっと目を覚ますだろうから、しばらく様子を見よう。......本当にコイツは何者なんだろうな...。」
「モノノ怪の類かもしれないな。」
「?もののけ?なんだそれは?」
「妖怪のことさ。悪さをしたり人に化けたり、いるかいないかわからない、奇妙な存在のことだよ。」
「妖怪...。もしかしたらカムイかもしれないぞ。」
「フフフ。そうかも。とにかく起きたら話を聞いてみよう。でももし怪しい動きをしたらその時は容赦しないよ。」
「わかった。」
「うぅ...。ウッここは......?」
「起きたか。ここは私のチセだ。お前は何者だ?どうしてあんなところで倒れていたんだ?」
「チセ...?」ガバッ
「ヴヴヴゥー‼︎ガウッガウッ‼︎お前らダレだ!オレを
拐って何する気だ!」
「下がってアシリパさん!やっぱりコイツは危険だ!」
銃を抱えた杉元が前に出る。
「待て杉元!打つなっ!お前も落ち着け!私達は敵じゃない!雪の中で倒れて凍えていたのを助けたんだ!」
「ヴヴゥー... 助けた...?雪の中?オレがいたところは雪が降ってなかった!ここはドコだ⁉︎」
「ここは北海道だ。少しは落ち着いたか?杉元は武器を下ろせ。一旦お互いに話し合おう。チタタプのオハウを作るから、食べながら話せばいい。」
「ヴヴゥ...。わかった...。」
チタタプ チタタプ...
「よし!2人とも食べろ!」
モグモグ
「‼︎ウマイ...!こんなの食べたことナイ!あったかい...。」
「うんうん!ヒンナヒンナ!やっぱりチタタプは美味い!......改めて聞くがあんたは何者なんだ?」
「オレはニイナだ!お前たちこそ何者なんだ?」
「オレは杉元佐一、こっちがアシリパさん。なんで獣の耳と尻尾がついてるんだ?」
「それはオレが狼の獣人だからだ。オレのいたところは他にも獣人がいたぞ。お前たちにはなんで生えてないんだ?獣人じゃないのカ?」
「獣人?そんなのは聞いたことがないぞ?それに何故雪の中で倒れていた?」
「聞いたことナイ?オカシイ...。獣人はいっぱいいるのに聞いたことがナイのカ?倒れていたのは変な木の実を食べてしまったからだが、雪の中なのはよくわからない。気づいたらココにいた。」
「わからないことだらけだな。もしかしたらニイナは違う世界から来たのかもしれない。だからお互いに知らないことばかりなんじゃないか?」
「違う世界...。じゃあオレはどこに行けばいいんだ...。どうすればいい...?」
「ニイナ、私達と一緒に旅をしてみないか?私達はとある目的で旅をしている。行くところがないなら、一緒にくればいい。」
「目的?...わかった。オレも一緒に旅するヨ。それでその目的ってなんだ?」
「俺達は金塊を探しているんだ。そして金塊の手掛かりとなる刺青人皮を持った囚人を探しながら旅をしている。この旅は危険を伴うがそれでもいいのか?」
「ウン。行くところも無いし助けてもらった恩もあるから、やっぱりオレもついていくヨ。」
「よし、じゃあ俺達は今から仲間だ。これからよろしくな。」
こうして杉元とアシリパとニイナは仲間になった。
「ところでその耳と尻尾気になってたんだけど、触ってみてもいい?」
「優しく触るならイイぞ、杉元。」
「わ〜ふわふわ〜。アレ?ニイナは牙も生えてるのか?」
「ああ。オレは狼だからな。嗅覚も鋭いぞ。」
「そっか〜」
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