ボクとはかせ
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病院にて
「では、退院前に最終確認をします。
いいですか、阿笠さん」
「橘くんそれ何回やるつもり、、、?」
「、、、だって、心配じゃないですかー!!
まるで子が親離れしていく、、、
そんな気持ちなんですぅ、子供いないですけど!!」
「あぁ、わかってるよ。橘くんも
夢生くんのこととても可愛がっていたからね」
「そうなんですよ、、、寂しくなります。
では、確認しますよ阿笠さん!」
「あ、結局やるんだね。」
「当たり前です!!」
〜〜〜〜〜〜
橘に言われたことはこうだ
・暗所恐怖症という症状があるので
夜は極力明るくしていること
寝る時は電気を消さないこと
→暗くなるとパニックになって
息切れ、発汗、吐き気、震え、動悸、
発話思考の不明瞭、現実感の喪失 等などである
(Wikipedia参照)
・おそらく酒の匂いや香水(特に花)の匂いも
敏感になっているだろう
過度な飲酒は避けること(少量なら大丈夫だろう)
・手首や足首を触られることを以上に嫌がる
体を触れる時には声をかけてからの方が良い
(当時縛られていた時の跡が
残っているため袖の長いものを好む)
・知らない大人の人(特に男性)には
警戒心が強いから注意しておくこと
・退院はしたが通院はすること(月1で)
・ 約1ヶ月はその土地になれることに専念すること
少しずつ人慣れさせること
・そのあとの生活は2人で話し合って決めること
〜〜〜〜〜〜
「いいですか、阿笠さん絶対守ってくださいね!」
「、もちろんだとも」
彼女の気迫に押されつつもなんとか返事をした
「橘くんのお話は終わったかな。
じゃあ夢生くんのところに行きましょうか」
先生が扉を開いた
「あ、ななさんおはよう。」
夢生少年はちょうど
パジャマから着替え終えたところだった
「おはよう夢生くん準備できたー?」
「うん、今までお世話になりました、、、。
あと、あとね、、、」
そういって俯いた
「ん、どうしたの?」
突然パッと顔を上げ、
「大きなクマさんのぬいぐるみ、
プレゼントしてくれてありがとう、、、!」
少し照れながら はにかんでそう告げた
「、、、。」
橘はなぜか一点をボーッと見つめている
「橘くん/橘さん?」
思わず声をかけた先生と博士
「ななさn」
夢生少年が最後まで言う前に
橘は思いっきり夢生を抱きしめた
先程、自分が博士に言ったことを忘れて、、、
「夢生くぅぅんん!!
ありがとうだなんていいのよー、、、
退院することはおめでたいことだけど
夢生くんがいなくなると寂しくなるよぉ、、、
元気な時でも顔みせにきてね、まってるから!」
シクシクと泣きながら橘はそういった
抱きしめられたままの夢生少年は
「わ、びっくりした。泣かないで?
ななさんが泣いてるとボクも寂しいよ。」
なんとも既に出来上がっているような、、、
ピタッ ヒュッン
あぁ、今のは橘が涙を引っ込めた音だ
「そうだね、見送る時は笑顔じゃなきゃね!」
「感動の別れは済んだかな?それじゃあ阿笠さん
最後までお見送りできなくて申し訳ないです」
「いえいえ、お二人もお忙しいのだからそんな、
夢生もお別れの挨拶はもういいのか?」
「あ、まって」
先生の前に立つ
「先生、最初は怖がっちゃってごめんなさい。
今は先生が優しいこと知ってるよ、、、!
今日まで見てくれてありがとうございました」
あの時のことをずっと謝りたかったのだ
「夢生くん、、、!
ありがとう、これからは元気に過ごすんだよ」
先生は嬉しそうにして夢生少年の頭を撫でた
「うん」
そんな彼も嬉しそうに撫でられていた
「では、すみませんがここで、じゃあね夢生くん」
「退院おめでとうございます、夢生くんまたね」
「お世話になりました」
「先生、橘さん本当にありがとうございました、、、
それじゃあ家に帰ろうか。」
「うん」
(これからよろしくね、はかせ)
8年前のある日
こうして夢生少年は
博士の家でお世話になるのでした、、、。
「では、退院前に最終確認をします。
いいですか、阿笠さん」
「橘くんそれ何回やるつもり、、、?」
「、、、だって、心配じゃないですかー!!
まるで子が親離れしていく、、、
そんな気持ちなんですぅ、子供いないですけど!!」
「あぁ、わかってるよ。橘くんも
夢生くんのこととても可愛がっていたからね」
「そうなんですよ、、、寂しくなります。
では、確認しますよ阿笠さん!」
「あ、結局やるんだね。」
「当たり前です!!」
〜〜〜〜〜〜
橘に言われたことはこうだ
・暗所恐怖症という症状があるので
夜は極力明るくしていること
寝る時は電気を消さないこと
→暗くなるとパニックになって
息切れ、発汗、吐き気、震え、動悸、
発話思考の不明瞭、現実感の喪失 等などである
(Wikipedia参照)
・おそらく酒の匂いや香水(特に花)の匂いも
敏感になっているだろう
過度な飲酒は避けること(少量なら大丈夫だろう)
・手首や足首を触られることを以上に嫌がる
体を触れる時には声をかけてからの方が良い
(当時縛られていた時の跡が
残っているため袖の長いものを好む)
・知らない大人の人(特に男性)には
警戒心が強いから注意しておくこと
・退院はしたが通院はすること(月1で)
・ 約1ヶ月はその土地になれることに専念すること
少しずつ人慣れさせること
・そのあとの生活は2人で話し合って決めること
〜〜〜〜〜〜
「いいですか、阿笠さん絶対守ってくださいね!」
「、もちろんだとも」
彼女の気迫に押されつつもなんとか返事をした
「橘くんのお話は終わったかな。
じゃあ夢生くんのところに行きましょうか」
先生が扉を開いた
「あ、ななさんおはよう。」
夢生少年はちょうど
パジャマから着替え終えたところだった
「おはよう夢生くん準備できたー?」
「うん、今までお世話になりました、、、。
あと、あとね、、、」
そういって俯いた
「ん、どうしたの?」
突然パッと顔を上げ、
「大きなクマさんのぬいぐるみ、
プレゼントしてくれてありがとう、、、!」
少し照れながら はにかんでそう告げた
「、、、。」
橘はなぜか一点をボーッと見つめている
「橘くん/橘さん?」
思わず声をかけた先生と博士
「ななさn」
夢生少年が最後まで言う前に
橘は思いっきり夢生を抱きしめた
先程、自分が博士に言ったことを忘れて、、、
「夢生くぅぅんん!!
ありがとうだなんていいのよー、、、
退院することはおめでたいことだけど
夢生くんがいなくなると寂しくなるよぉ、、、
元気な時でも顔みせにきてね、まってるから!」
シクシクと泣きながら橘はそういった
抱きしめられたままの夢生少年は
「わ、びっくりした。泣かないで?
ななさんが泣いてるとボクも寂しいよ。」
なんとも既に出来上がっているような、、、
ピタッ ヒュッン
あぁ、今のは橘が涙を引っ込めた音だ
「そうだね、見送る時は笑顔じゃなきゃね!」
「感動の別れは済んだかな?それじゃあ阿笠さん
最後までお見送りできなくて申し訳ないです」
「いえいえ、お二人もお忙しいのだからそんな、
夢生もお別れの挨拶はもういいのか?」
「あ、まって」
先生の前に立つ
「先生、最初は怖がっちゃってごめんなさい。
今は先生が優しいこと知ってるよ、、、!
今日まで見てくれてありがとうございました」
あの時のことをずっと謝りたかったのだ
「夢生くん、、、!
ありがとう、これからは元気に過ごすんだよ」
先生は嬉しそうにして夢生少年の頭を撫でた
「うん」
そんな彼も嬉しそうに撫でられていた
「では、すみませんがここで、じゃあね夢生くん」
「退院おめでとうございます、夢生くんまたね」
「お世話になりました」
「先生、橘さん本当にありがとうございました、、、
それじゃあ家に帰ろうか。」
「うん」
(これからよろしくね、はかせ)
8年前のある日
こうして夢生少年は
博士の家でお世話になるのでした、、、。
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