ある日、少年は家から出ることができなくなった。

それは、母で欲求を満たせなくなった男が、

少年を真っ暗な部屋に閉じ込めたからだ。

そして、欲を我慢できなくなった男に、

少年はそこで、犯されたのだった。

手足にきつく結ばれた枷を添えられて､､､。

何が起こるかわからない暗闇の恐怖の中、

少年は何の快感も得られない性行為を

受け入れざるを得なかった。

初めから少年に拒否権など存在していなかった。

なぜなら少年はその男によって

日々いかされていたのだから､､､。

その行為は毎日続いた。

夜だけではなく朝や昼間にも、

男の欲求を満たすためだけに少年は抱かれ続けた。

時に腹いっぱいに種を注がれ腹を壊し、

時にタバコを擦り付けられ火傷し、

時にベルトで鞭を打たれ皮が裂け血が滲み、

時に首を絞められ殺されかけた。

どんな時も少年は抵抗しなかった。

否、出来なかった。

肉体的にも精神的にも､､､。

少年は心の底から男を嫌うことが出来なかった。

仮にもその男は自分の､

たった一人の父親なのだから､､､。

だが、食事もろくに与えられずいた少年は、

心身ともに弱りすぎていた。