花柳 相+野


「肇さん。こんな遅くにどうしたのですか?」
「倫さん…。いや、野村の寝言がちょっとひどくて。」
「ええと、それならば一度起こしてみてはどうでしょう。」
「…別に、寝言がうるさいわけではないんだ。」
「え、では一体。」
「俺とお前は一進一退、とか親友だとか言っていて…起こすにも起こせないんだ。」
「…夢の中でも仲良しなのですね。」
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