あるじちゃん、おてつだいをする
主様は4歳です。お手伝いが好きなお年頃らしいですね……お手伝いの何が楽しいのやら……。
おや、主様が3階に上がりましたね。面白そうなので私も行ってみましょうか……クフフ……。
「みーやーじー!」
レッスン室に入っていきましたね。ミヤジ先生はすぐには気づかず、そのままピアノを弾いています。主様はミヤジ先生のすぐ近くまで行ってその様子を見ていますね。
一曲弾き終わると、主様が歓声を上げました。
「うわぁ……みやじすごーい!!」
それから、手をぱちぱち叩きました。
「あ、主様!? ごめんね、気がつかなくて」
ふるふると首を振る主様に、ミヤジ先生は、
「ところでどうしたんだい、こんな所で」
と聞いています。
「あのね、あるじ、みやじのおてつだいにきたの!」
「主様、私の手伝いをしてくれるのかい? それじゃあ、何を手伝ってもらおうか……」
少し考えるとミヤジ先生はほんのりと顔を綻ばせました。
「歌につける伴奏を考えていたところなんだ。その歌を歌ってくれるかい?」
「わかった! あるじ、がんばるね!!」
何の歌でしょう?
「それじゃあ主様、この歌をお願いするね」
楽譜らしきものを主様は受け取りました。ふむ……私にはよく分かりませんが、主様には伝わったようです。
「それでは、せーの、で始めるよ」
「うん!」
元気いっぱいの主様は本当に可愛らしいです。
「せーの」
「せんたくじゃぶじゃぶ〜♪ あらいものじゃぶじゃぶ〜♪」
おや、この歌は……フルーレを手伝って洗濯をしているときに作ったという歌ではないでしょうか。以前ミシンを踏んでいるフルーレが小さく歌っているのが聞こえてきましたから、間違いありません。
ミヤジ先生は主様の歌声に合わせて伴奏しています。とても幸せそうに。
この空気を壊したくなりました。
「主様、ミヤジ先生」
「あ、らとだ!」
「どうしたんだい、ラトくん?」
ふむ……壊しに来たのに喜ばれているようです。
「いえ、楽しそうなので私も混ぜてください」
「いーよー! ね、みやじ?」
「ああ、もちろんだとも」
それから、主様は歌声で、ミヤジ先生はピアノで、私はチェロで楽しく演奏しました。
めでたし、めでたし。
おや、主様が3階に上がりましたね。面白そうなので私も行ってみましょうか……クフフ……。
「みーやーじー!」
レッスン室に入っていきましたね。ミヤジ先生はすぐには気づかず、そのままピアノを弾いています。主様はミヤジ先生のすぐ近くまで行ってその様子を見ていますね。
一曲弾き終わると、主様が歓声を上げました。
「うわぁ……みやじすごーい!!」
それから、手をぱちぱち叩きました。
「あ、主様!? ごめんね、気がつかなくて」
ふるふると首を振る主様に、ミヤジ先生は、
「ところでどうしたんだい、こんな所で」
と聞いています。
「あのね、あるじ、みやじのおてつだいにきたの!」
「主様、私の手伝いをしてくれるのかい? それじゃあ、何を手伝ってもらおうか……」
少し考えるとミヤジ先生はほんのりと顔を綻ばせました。
「歌につける伴奏を考えていたところなんだ。その歌を歌ってくれるかい?」
「わかった! あるじ、がんばるね!!」
何の歌でしょう?
「それじゃあ主様、この歌をお願いするね」
楽譜らしきものを主様は受け取りました。ふむ……私にはよく分かりませんが、主様には伝わったようです。
「それでは、せーの、で始めるよ」
「うん!」
元気いっぱいの主様は本当に可愛らしいです。
「せーの」
「せんたくじゃぶじゃぶ〜♪ あらいものじゃぶじゃぶ〜♪」
おや、この歌は……フルーレを手伝って洗濯をしているときに作ったという歌ではないでしょうか。以前ミシンを踏んでいるフルーレが小さく歌っているのが聞こえてきましたから、間違いありません。
ミヤジ先生は主様の歌声に合わせて伴奏しています。とても幸せそうに。
この空気を壊したくなりました。
「主様、ミヤジ先生」
「あ、らとだ!」
「どうしたんだい、ラトくん?」
ふむ……壊しに来たのに喜ばれているようです。
「いえ、楽しそうなので私も混ぜてください」
「いーよー! ね、みやじ?」
「ああ、もちろんだとも」
それから、主様は歌声で、ミヤジ先生はピアノで、私はチェロで楽しく演奏しました。
めでたし、めでたし。
5/5ページ
