あるじちゃん、おてつだいをする
主様は4歳になられました。お手伝いをしたいお年頃。今日はハウレスを探しているみたいですね。
「はうれすー! はうれす、どこー?」
ハウレスは屋根に登って金槌を振るっていましたが、主様から呼ばれてその手を止めました。
「はい、主様。どうされたのですか?」
「あるじ、はうれすのおてつだいしてあげるー! あるじもそっちにいくね」
ええ!? 主様に屋根の上は危ないですし、梯子で登るのも危険すぎます! ハウレス、どうするんだよ?
「あ、主様!? 危ないですから、俺が主様のところへ降りますから!」
すると主様は頬を膨らませました。
「あぶなくないもん」
うっすら目に涙を浮かべている主様を前にハウレスは「お気持ちは嬉しいのですが」と言いつつ眉尻を下げています。
「うーん、大工仕事だと金槌で指を打ちつけるかもしれませんから……」
「そうなったら、どうなるの?」
「そうなれば、主様のかわいい手がぺったんこになってしまいます」
大慌てで手を隠す主様。
「あるじ、かなづちはごえんりょさせていただきます……」
「それでは、お部屋に戻りましょう」
「やー!」
主様を部屋まで送り届けようと、手を繋ごうとしたハウレスの手を振り払ってしまった主様でしたが、ハウレスが悲しそうな顔になったのは見逃さなかったようです。主様は「ちがうの」と言ってスカートを握りしめました。
「はうれすのことはだいすきなの!」
「主様……」
「だからおてつだいしたいの! ……だめ?」
上目遣いでお願いされてはハウレスもお断りするわけにはいかないですよね。
しばらく考えてから、ハウレスは「それでは」と切り出しました。
「俺の鍛錬に付き合っていただけませんか?」
「はうれすの、たんれん?」
「ええ、そうです。腕立て伏せをする背中に乗っていただきたいのです。大きくなられた主様に乗ってもらえれば、俺ももっと強くなれますから」
するとどうでしょうか、主様は目をキラキラ輝かせながら大きく頷きました。
「わかった! あるじがんばるね!」
数分後……裏庭で腕立て伏せをするハウレスの背中に乗った主様が、
「はうれすー! がんばえー!!」
と応援している声が響き渡っていました。
「はうれすー! はうれす、どこー?」
ハウレスは屋根に登って金槌を振るっていましたが、主様から呼ばれてその手を止めました。
「はい、主様。どうされたのですか?」
「あるじ、はうれすのおてつだいしてあげるー! あるじもそっちにいくね」
ええ!? 主様に屋根の上は危ないですし、梯子で登るのも危険すぎます! ハウレス、どうするんだよ?
「あ、主様!? 危ないですから、俺が主様のところへ降りますから!」
すると主様は頬を膨らませました。
「あぶなくないもん」
うっすら目に涙を浮かべている主様を前にハウレスは「お気持ちは嬉しいのですが」と言いつつ眉尻を下げています。
「うーん、大工仕事だと金槌で指を打ちつけるかもしれませんから……」
「そうなったら、どうなるの?」
「そうなれば、主様のかわいい手がぺったんこになってしまいます」
大慌てで手を隠す主様。
「あるじ、かなづちはごえんりょさせていただきます……」
「それでは、お部屋に戻りましょう」
「やー!」
主様を部屋まで送り届けようと、手を繋ごうとしたハウレスの手を振り払ってしまった主様でしたが、ハウレスが悲しそうな顔になったのは見逃さなかったようです。主様は「ちがうの」と言ってスカートを握りしめました。
「はうれすのことはだいすきなの!」
「主様……」
「だからおてつだいしたいの! ……だめ?」
上目遣いでお願いされてはハウレスもお断りするわけにはいかないですよね。
しばらく考えてから、ハウレスは「それでは」と切り出しました。
「俺の鍛錬に付き合っていただけませんか?」
「はうれすの、たんれん?」
「ええ、そうです。腕立て伏せをする背中に乗っていただきたいのです。大きくなられた主様に乗ってもらえれば、俺ももっと強くなれますから」
するとどうでしょうか、主様は目をキラキラ輝かせながら大きく頷きました。
「わかった! あるじがんばるね!」
数分後……裏庭で腕立て伏せをするハウレスの背中に乗った主様が、
「はうれすー! がんばえー!!」
と応援している声が響き渡っていました。
