主様のこいびと 〜過去作再録集〜
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「主様、本日のアーリーモーニングティーはウバにしました。外出なさるとのことだったのでスッキリシャッキリ目が覚めるように少し濃い目……うわあ⁉︎」
担当執事がお茶を淹れながら素っ頓狂な悲鳴を上げた。物腰も声も穏やかな彼に似つかわしくない声音で、私までびっくりしてしまう。
「あ、あぁ、主様⁉︎」
その狼狽えた声に犯人が私であることを知る。
もののついでなのでフェネスのお尻を撫で上げたその手で二、三回揉んでおいた。さすがよく鍛えているだけあって柔らかくてほどよい弾力のある、ふわふわヒップだ。
「ななな、何をなさっているのですか⁉︎」
「いやー、いい尻してんなーって思って」
フェネスの背後に立っていた私は、彼の目の前に回り込む。顔を覗き込めば真っ赤っかだ。目には涙すら浮かんでいる。なるほど、痴漢とはこういう表情にすら唆られるのか。
妙なことに納得しながら私は席につき、紅茶にミルクを足した。カップの湖にスプーンを泳がせながら何でもないことのように「あのさぁ」と口を開く。
担当執事がお茶を淹れながら素っ頓狂な悲鳴を上げた。物腰も声も穏やかな彼に似つかわしくない声音で、私までびっくりしてしまう。
「あ、あぁ、主様⁉︎」
その狼狽えた声に犯人が私であることを知る。
もののついでなのでフェネスのお尻を撫で上げたその手で二、三回揉んでおいた。さすがよく鍛えているだけあって柔らかくてほどよい弾力のある、ふわふわヒップだ。
「ななな、何をなさっているのですか⁉︎」
「いやー、いい尻してんなーって思って」
フェネスの背後に立っていた私は、彼の目の前に回り込む。顔を覗き込めば真っ赤っかだ。目には涙すら浮かんでいる。なるほど、痴漢とはこういう表情にすら唆られるのか。
妙なことに納得しながら私は席につき、紅茶にミルクを足した。カップの湖にスプーンを泳がせながら何でもないことのように「あのさぁ」と口を開く。