Ep.1
夢小説設定
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雨にこれ以上濡れては困る。
そそくさとノートはしまい、いつも歩くことの無い道を急いで帰る。
「ただいま!」
間延びする母のおかえりなさい~って声を横に流し
2階の自分の部屋に向かう。
様々な本を置く私の部屋。
物心着く頃からこうして雑誌、文庫、漫画と多岐にわたるものを見てきた。
そんな私にはもう夢があった。
編集者。
色とりどりに配置されたコマ、吹き出し、ロゴ
言葉遊び。どれも私には輝いて見えていた。
だからこれをする人になりたいと漠然ともう分かっていた。
「く、ろ、さ、き、ら、ん、ま、る」
カチッとマウス音。
中学生とはいえ、このご時世。
パソコンは使えて当たり前になっていた。
軽くスクロールすると宮城での情報が多少あるようだ。ただ上京してからの情報はほぼなかった。
「ふぅ…とりあえず帰りは遠回りして帰るとして…
蘭丸に会うのにも一苦労だなあ…。」
次に調べようとしたものはこれだった。
あの弾いてたものは4本の線のやつ。
ギター…?じゃないよね…
全くと言っていいほどそっちは初心者。
似た形を見つけて確信を得た。
「あった!ベース!!!これこれ!」
今度会えたら答え合わせをしよう。って決めた。
「これだ~…お腹から鳴らないけど音はこんな感じ。」
あの衝撃はいつまで経っても抜けてない。
「会いたいな…また蘭丸の音を聴きたいよ。私。」
いつもとは違う道に逸れても
結局は元の道に戻るように。
そんな道に着実と近づいてるようだった。
そそくさとノートはしまい、いつも歩くことの無い道を急いで帰る。
「ただいま!」
間延びする母のおかえりなさい~って声を横に流し
2階の自分の部屋に向かう。
様々な本を置く私の部屋。
物心着く頃からこうして雑誌、文庫、漫画と多岐にわたるものを見てきた。
そんな私にはもう夢があった。
編集者。
色とりどりに配置されたコマ、吹き出し、ロゴ
言葉遊び。どれも私には輝いて見えていた。
だからこれをする人になりたいと漠然ともう分かっていた。
「く、ろ、さ、き、ら、ん、ま、る」
カチッとマウス音。
中学生とはいえ、このご時世。
パソコンは使えて当たり前になっていた。
軽くスクロールすると宮城での情報が多少あるようだ。ただ上京してからの情報はほぼなかった。
「ふぅ…とりあえず帰りは遠回りして帰るとして…
蘭丸に会うのにも一苦労だなあ…。」
次に調べようとしたものはこれだった。
あの弾いてたものは4本の線のやつ。
ギター…?じゃないよね…
全くと言っていいほどそっちは初心者。
似た形を見つけて確信を得た。
「あった!ベース!!!これこれ!」
今度会えたら答え合わせをしよう。って決めた。
「これだ~…お腹から鳴らないけど音はこんな感じ。」
あの衝撃はいつまで経っても抜けてない。
「会いたいな…また蘭丸の音を聴きたいよ。私。」
いつもとは違う道に逸れても
結局は元の道に戻るように。
そんな道に着実と近づいてるようだった。