Ep.4
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「羨ましいなあ~。」
そう思って口にそのまま出てしまったみたい。
「何言ってるの?」
「だってそれ彼氏さんからですよね?」
「…そうだけど……。」
少し照れるのも可愛らしい先輩だ。
「私、そういう人いないですから先輩ならではだなって思って!」
「出来るわよ。あなた可愛い顔してるんだから。」
じゃあ、コンペ頑張って。私はこれから会議だから、応援してるわよ。
って笑顔を向けて、向かっていった。
羨ましい。なんてこと思っちゃったんだろう。
私には大好きで堪らない人がいる。
そんな人に出会ってもう5年経っていた。
長いような短いような…
親友の柚月はあれからボーカルの人と付き合ったらしい。
さすが柚月。柚月なら変えてくれるって思ってた。
私の時みたいに。
そして黒崎蘭丸はというと、至るとこで聞けるようになり、何とアイドル大手事務所、シャイニング事務所でデビューを果たしていた。
デビューしてからというもの活躍の幅は、バンドに限っていなかった。
アイドルになったからか、人気はうなぎ登り。
彼の飾らない姿が人気の理由みたいだ。
…私が有名にするとかいって…遥か遠いとこに彼は向かっていた。
まあ…テレビでもライブでも情報が逐一アップされるから追うのは全然簡単になった。
ヤナさんとは、相変わらず話している。あのハコには定期的に単独ライブもしているから余計だ。
でも…この仕事は休みを休みに出来るほど安心できるものじゃなく、顔を出せてない。
だから柚月の彼氏がボーカルをする、eXaltatioNのデビューを記念した合同ライブに行けた日、言わば1年前くらいに行ったライブ以来顔を出せてないのだ。
まあ…私のことなんて覚えてもいないだろう。
何せ手紙を常に出していたとしても会話したのは5年前だ。
お互いもう大人だし…。
それがこんなに悲しいなんておこがましいけど思ってしまう。
またいつぞやの呟きのように
「ああ、蘭丸に会いたいよ…私。」
そう口をついていた。
「先輩!」
ポンっと肩を叩かれビクッとなった。
「東雲くん!びっくりしたでしょ!?」
人当たり良さそうな爽やかな男の子。
私の次の年に入った後輩だ。
新歓の日を境によくきてくれる。
東雲 秋人くんは、明らかにかっこいい。
間違いなく。だから女の子にモテる。
あの日の彼の瞳の綺麗な色をよく覚えてるが、
私に付き合う理由が見当たらないくらい。
「コンペあるんだから心臓に悪いことしないでよ~」
「すみません!先輩が綺麗だったので、声掛けたくなっちゃって」
ほら、こういうとこ~遊び慣れてるな~
悪い気はしないけど女子の目線も痛く良い気もしない。
「はいはい、ありがとうね。東雲くん小説でしょ?こんなとこいていいの?」
サラッと受け流すことにした。
1年とはいえこの出版社で揉まれてきた。
彼氏とかいなくても…ある程度は分かるものだ。
遊びか本気かなんて。
「…違うし…。」
「ん?どうしたの?」
「え?いや!先輩綺麗~って見とれてました!戻ります!コンペ応援してますね」
缶コーヒーなんて置いて戻っていった。
「こういうとこだよね~東雲くんのモテ要素。」
さり気ない優しさに感謝しながらコンペの支度をする。
そう思って口にそのまま出てしまったみたい。
「何言ってるの?」
「だってそれ彼氏さんからですよね?」
「…そうだけど……。」
少し照れるのも可愛らしい先輩だ。
「私、そういう人いないですから先輩ならではだなって思って!」
「出来るわよ。あなた可愛い顔してるんだから。」
じゃあ、コンペ頑張って。私はこれから会議だから、応援してるわよ。
って笑顔を向けて、向かっていった。
羨ましい。なんてこと思っちゃったんだろう。
私には大好きで堪らない人がいる。
そんな人に出会ってもう5年経っていた。
長いような短いような…
親友の柚月はあれからボーカルの人と付き合ったらしい。
さすが柚月。柚月なら変えてくれるって思ってた。
私の時みたいに。
そして黒崎蘭丸はというと、至るとこで聞けるようになり、何とアイドル大手事務所、シャイニング事務所でデビューを果たしていた。
デビューしてからというもの活躍の幅は、バンドに限っていなかった。
アイドルになったからか、人気はうなぎ登り。
彼の飾らない姿が人気の理由みたいだ。
…私が有名にするとかいって…遥か遠いとこに彼は向かっていた。
まあ…テレビでもライブでも情報が逐一アップされるから追うのは全然簡単になった。
ヤナさんとは、相変わらず話している。あのハコには定期的に単独ライブもしているから余計だ。
でも…この仕事は休みを休みに出来るほど安心できるものじゃなく、顔を出せてない。
だから柚月の彼氏がボーカルをする、eXaltatioNのデビューを記念した合同ライブに行けた日、言わば1年前くらいに行ったライブ以来顔を出せてないのだ。
まあ…私のことなんて覚えてもいないだろう。
何せ手紙を常に出していたとしても会話したのは5年前だ。
お互いもう大人だし…。
それがこんなに悲しいなんておこがましいけど思ってしまう。
またいつぞやの呟きのように
「ああ、蘭丸に会いたいよ…私。」
そう口をついていた。
「先輩!」
ポンっと肩を叩かれビクッとなった。
「東雲くん!びっくりしたでしょ!?」
人当たり良さそうな爽やかな男の子。
私の次の年に入った後輩だ。
新歓の日を境によくきてくれる。
東雲 秋人くんは、明らかにかっこいい。
間違いなく。だから女の子にモテる。
あの日の彼の瞳の綺麗な色をよく覚えてるが、
私に付き合う理由が見当たらないくらい。
「コンペあるんだから心臓に悪いことしないでよ~」
「すみません!先輩が綺麗だったので、声掛けたくなっちゃって」
ほら、こういうとこ~遊び慣れてるな~
悪い気はしないけど女子の目線も痛く良い気もしない。
「はいはい、ありがとうね。東雲くん小説でしょ?こんなとこいていいの?」
サラッと受け流すことにした。
1年とはいえこの出版社で揉まれてきた。
彼氏とかいなくても…ある程度は分かるものだ。
遊びか本気かなんて。
「…違うし…。」
「ん?どうしたの?」
「え?いや!先輩綺麗~って見とれてました!戻ります!コンペ応援してますね」
缶コーヒーなんて置いて戻っていった。
「こういうとこだよね~東雲くんのモテ要素。」
さり気ない優しさに感謝しながらコンペの支度をする。