Ep.3
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「馬鹿にしてる?君よりは遥かに経験してるけど。」
声が段々とイラついてくる。
眉がピクっと動いたのも私は見逃さない。
「大切にしたい人が1人いればいいんです。そういう人がいましたか?あなたを心から支えてくれる人。」
いたらいたで手を引くが遊び上手の彼にそれはないだろう。
夜弦様に伝えたいんだ。全部。
「私は夜弦様に支えてもらってました。夜弦様の歌詞から頑張ろうっていつも思えました。夜弦様を忘れた事なんて1度もないです。」
「なんで君はそんなに眩しくしてられる?そんなに伝えても届かないって思わないのか?」
彼の奥にもっと触れたい。
私はそのために来たんだ。
「届かせるためにできる事をします。私の小さな光では届かない暗闇でも届かせてみせます。そうしたいと思えるのが私の大切な人なんです!」
忘れない。私が光を当て続けたい。
愛のない行為は余計に暗闇に紛れる。ただの檻の中だ。
もっと周りを見るべきだ。
あなたもみつけるべきだ。上を向いて。
「…やっぱり君は馬鹿だよ。俺が君を大切だとでも言うと思うのか?」
彼の不安は何だって取り除きたい。
深雪、ごめんね。私はやっぱりこの人が大好きって思うよ。大好きを伝えないってこと、出来ないや。
「いいんです。私が大好きを伝え続けるから。私のことを探してくれるなら。」
涙ぐんでくる。泣かないって決めたのに。涙が溢れる。
「あなたの声に光を貰えたから。私はあなたのこと忘れたくない。私は夜弦様が大好き。」
顔はもうボロボロだ。好きな人の前に出せる顔じゃない。
でも伝え続けるって言ったから。信じて欲しい。
彼は椅子から立ち上がり、私の前まで来るなり立ち止まった。
「…馬鹿みたいだ。君は。」
そんな優しい声で私の涙を拭った。
ふわっと初めての感覚。
抱きしめられてる…?
そう認識するのにしばし時間がかかった。
「…もうあんなことしないといったら、君は俺の事どうしたい?」
抱きしめながら言われるものだから息がかかる。
「えっ、あっ…わ、わかんない。でも…もっと大切にしっしたいです…。」
しどろもどろに答えるがこれが正しいのかわからない。
手汗が急にでるくらいドキドキと早鐘を鳴らす。
「くす…っ。」
…こっちはドキドキして忙しいのにこの人笑ってる…。
「あの…からかったんですか…。」
ぎこちなく上をむく。
「いや、こんなウブな反応が返ってくるとは思わなかったからね。」
さっきまでの冷たさとは打って変わった優しい表情に私まで暖かくなった。
「…ハグすら初めてなのに…何を期待されてるんですか…私…」
目をぱちくり。その合間すら気まずい。
「嘘でしょ…。君はとことん俺を舞い上がらせるのが得意みたいだ。」
子供みたいな表情までする。
ステージにいる人に見えない。本当は誰かに愛されたいだけ。
そんな気持ちが歌から見え隠れしてた。だから好きなんだ。
私はあなたをまるごと愛したいもん。
「ちゃんと、捕まえとくので…私の事信じて貰えませんか…?」
「う~ん。どうだろうね?でも柚月ちゃんになら少しくらいいいかもね。」
ニヤッとイタズラでもしてやるといった顔も好きなんだからもう私の負けでしょ…勝ちに来たのに…!
声が段々とイラついてくる。
眉がピクっと動いたのも私は見逃さない。
「大切にしたい人が1人いればいいんです。そういう人がいましたか?あなたを心から支えてくれる人。」
いたらいたで手を引くが遊び上手の彼にそれはないだろう。
夜弦様に伝えたいんだ。全部。
「私は夜弦様に支えてもらってました。夜弦様の歌詞から頑張ろうっていつも思えました。夜弦様を忘れた事なんて1度もないです。」
「なんで君はそんなに眩しくしてられる?そんなに伝えても届かないって思わないのか?」
彼の奥にもっと触れたい。
私はそのために来たんだ。
「届かせるためにできる事をします。私の小さな光では届かない暗闇でも届かせてみせます。そうしたいと思えるのが私の大切な人なんです!」
忘れない。私が光を当て続けたい。
愛のない行為は余計に暗闇に紛れる。ただの檻の中だ。
もっと周りを見るべきだ。
あなたもみつけるべきだ。上を向いて。
「…やっぱり君は馬鹿だよ。俺が君を大切だとでも言うと思うのか?」
彼の不安は何だって取り除きたい。
深雪、ごめんね。私はやっぱりこの人が大好きって思うよ。大好きを伝えないってこと、出来ないや。
「いいんです。私が大好きを伝え続けるから。私のことを探してくれるなら。」
涙ぐんでくる。泣かないって決めたのに。涙が溢れる。
「あなたの声に光を貰えたから。私はあなたのこと忘れたくない。私は夜弦様が大好き。」
顔はもうボロボロだ。好きな人の前に出せる顔じゃない。
でも伝え続けるって言ったから。信じて欲しい。
彼は椅子から立ち上がり、私の前まで来るなり立ち止まった。
「…馬鹿みたいだ。君は。」
そんな優しい声で私の涙を拭った。
ふわっと初めての感覚。
抱きしめられてる…?
そう認識するのにしばし時間がかかった。
「…もうあんなことしないといったら、君は俺の事どうしたい?」
抱きしめながら言われるものだから息がかかる。
「えっ、あっ…わ、わかんない。でも…もっと大切にしっしたいです…。」
しどろもどろに答えるがこれが正しいのかわからない。
手汗が急にでるくらいドキドキと早鐘を鳴らす。
「くす…っ。」
…こっちはドキドキして忙しいのにこの人笑ってる…。
「あの…からかったんですか…。」
ぎこちなく上をむく。
「いや、こんなウブな反応が返ってくるとは思わなかったからね。」
さっきまでの冷たさとは打って変わった優しい表情に私まで暖かくなった。
「…ハグすら初めてなのに…何を期待されてるんですか…私…」
目をぱちくり。その合間すら気まずい。
「嘘でしょ…。君はとことん俺を舞い上がらせるのが得意みたいだ。」
子供みたいな表情までする。
ステージにいる人に見えない。本当は誰かに愛されたいだけ。
そんな気持ちが歌から見え隠れしてた。だから好きなんだ。
私はあなたをまるごと愛したいもん。
「ちゃんと、捕まえとくので…私の事信じて貰えませんか…?」
「う~ん。どうだろうね?でも柚月ちゃんになら少しくらいいいかもね。」
ニヤッとイタズラでもしてやるといった顔も好きなんだからもう私の負けでしょ…勝ちに来たのに…!