俺のお姫様
名前変換について
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ファミレスを出てからあっちだこっちだと寄り道をしたために帰り道は夕焼けが眩しくなっていた
手を繋いで道を歩く
それも随分慣れてきて、両手を持って高くジャンプさせてやったりしている
「あ、帰ってきた」
屯所に着くと沖田が待ちわびたとばかりに声をかけてきた
「おかえりなせェ、パパ」
「誰がパパだ!総悟、暇なら俺と交代しろ。俺ぁ仕事が山積みなんだよ」
「仕事と子育て両立出来ねェで何がパパでィ。根性みせろよ」
「ならお前がやってみろよ!メチャクチャ大変なんだか「とおちろう、あたち汗かいちゃった、おふろ!」
「風呂だと!?」
姫の衝撃発言に土方は固まった
「や、土方さん、何深く考えてんですかィ。その危ない思考なんとかしたほうがいいですよ」
「だだだだだだって風呂だぞ!?子供とはいえ、よそ様の子供と……しかも女の子と風呂に入るなんて……!!」
「だから考え過ぎでさァ。今のセリフ、言いながら顔赤くしてたら完全にアウトでしたぜ?」
「そういう趣味はないって言って「はやくいこー?パンツぬぐー」
「わあああああああ!!!ダメだっつってんだろ!ここじゃダメ!!」
姫を抱き抱えて、脱衣場までダッシュの土方
後ろで見送る沖田は、面白いことになりそうだとニヤリと笑った
落ち着け……落ち着け俺
脱衣場で深呼吸を繰り返す土方は万全の態勢で風呂に臨む
姫はもう中に入った
俺といえば腰にタオルを巻き、断固下を向かない決意をしている
これで大丈夫
何も問題な………ペロンッ
「わぁ、とおちろう!これブラブラしてるねー」
「ぎゃああああああ!!めくるな!タオルをめくるなァアアア!!!」
遅い土方を待ちくたびれたのか、姫が脱衣場に戻ってきていた
その場でうずくまる土方
大事な部分を手で覆って隠している
テンパる土方が面白いのか、姫がオリジナルソングを作って笑い転げている
「とおちろうのおまた、ぶーらぶら!ぶらぶらぶらぶらぶーらぶら!キャハハッ」
思春期でもあるまいし恥ずかしがることなんて何もない
のはずが、土方は真っ赤になって姫を睨んでいた
.