俺のお姫様
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「とおちろう、あたちパフェが食べたい!」
と、姫が言い出したので丁度昼時だし町に出てみた
当たり前だが外になんざ出たくなかったが、あいにく屯所の食堂にそんなハイカラな物は置いてない
渋々入ったファミレスで、奴に会ったのは運が悪いとしか言いようがなかった
「副長さんよぉ………いいの?警察の人間が白昼堂々と援助交さ「誰が援交だ!見て!ちゃんと見て!?園児交際ならしてますけどね!!」
「いや、それただのロリコン……」
土方の剣幕に引き気味の銀時が苦笑いを向ける
たまたま居合わせた坂田銀時が、土方の怪しい交友関係を目にし勝手に相席をしてきたのだ
「とおちろう、この人はとおちろうのお友達?」
「とおちろう!?お前、とおちろうって呼ばれてんの!?ぷすすすー!!」
「その笑い方やめろ!仕方ねぇじゃねーか!まだ上手く呂律回んねぇんだから……」
「あたちのことは姫って呼んでくれてるの!」
「姫!?あいたたた~!土方くん、それは無いわ。うん無い」
「だってコイツが!」
「わかったわかった、落ち着けって………そういう趣味があっただなんて誰にも言わないから……」
「勝手に勘違いすんな!趣味じゃねぇ!」
「とおちろうー、パフェきたー」
「あ、はいはい」
姫の扱いに慣れつつある土方は、パフェを受け取ると姫の前に置いた
長めのスプーンは姫には扱いづらいらしく、有無を言わさずアーンの体勢だ
仕方ねぇなと呟きながらパフェを口に運んでやる仕草は、もはやお父さんだった
「ごめん、俺間違ってたな。援交とかロリコンとか言って悪かったよ…………隠し子だったんだな」
「違ーよ!!お前絶対言いふらすなよ!?変な噂広まってたらお前だって確定すっかんな!!」
「はいはいはい、わかりましたよー。邪魔者は退散しますぅ!………久しぶりの親子水入らず………楽しめよ」
「何にもわかってねぇじゃねーか!!あ!オイ!どさくさに紛れて伝票置いてってんじゃねぇ!!コラ白髪天パ!!」
怒鳴り声をあげる土方を無視して、銀時は店を出ていった
はぁっと大きくため息をついた土方だったが、子供はそんなことはお構い無し
次の一口を待ちわびて、口をあんぐり開けている
まるで鳥の雛みたいだと、土方はスプーンでクリームをすくった
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