プレゼント
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「うぉっ!!お前起きてたのかよ!!焦るだろうが!」
回された腕を解いて向き直る
「今毛布持って来てやるから、そこで待っとけ」
そう言ったものの、再び抱き着かれて動けない
これが結構な力で巻き付いてきやがる
「やーよ銀ちゃん!行っちゃヤダ!!」
また睨んでみたが、威力は大したことはない
「なんなんだよお前は!銀さん困らせてそんなに楽しいかよ!」
抱き着いてきてる奴に怒るのも変な感じで、もちろん俺にも威勢はない
むしろ赤い顔してプンプンしている芽衣が可愛く見えてくる始末
「いーから寝やがれ!あんま動くとホントに吐いちまうぞ」
「だって……寝たら銀ちゃんの誕生日終わっちゃうもん……」
耳を疑った
「芽衣……知って……?」
こくん
「恥ずかしいから……お酒呑んで酔った勢いで言っちゃおうかと思って……」
は?
え?
「……何を……?」
自分の頭を指差して芽衣が言った
「見て銀ちゃん、コレ」
いつも部屋に居る時にしてる、頭のてっぺんのちょんまげ結び
「今日の……リボン付いてるでしょ?」
「ん……あぁ、付いてんな?」
そこで急にもじもじしだす
顔も酒だけのせいじゃないくらい赤くなる
「リボン………あ、あたしが……プレゼントだよ」
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