大将の嫁


二週間後の非番の日
主のいない近藤宅の居間に座っている俺

お茶を出され菓子を出され、その横にはしっかり灰皿も用意されている
手持ちぶさたを誤魔化す為に、煙草の減りが妙に速い

見かねてか、近藤さんの嫁さんが話始めた

会話の内容といえば、それはもう共通点は近藤さんしかなくて、嫌がおうにもそれで会話が成り立っていく
次第に気まずい空気が和んできて、仕舞いには柄にもなく昔話まで持ち出して、嫁さんの笑いを誘った

女といて窮屈じゃなかったのは初めてかもしれない
そりゃそうか、なんせ近藤さんの選んだ女だもんな

帰り際、笑顔で「また来て下さいね」なんて

約束したのが間違いだった


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