車の中で
名前変換について
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「もう!なんでそんな乱暴に切っちゃうのよ!」
部下だけど随分年下の彼に対して態度の大きい十四郎に注意する
思わず目つきがキツくなったらしい
「な!なんっで俺が悪者なんだよっ」
「大人気ないって言ってるだけじゃない!せっかく沖田君とも久しぶりに話せたのに……」
その言葉に目が泳ぐ十四郎が可愛く見えた
「あ、会ったことあったか……?」
「前にね一回だけ話しかけられた事あるの『土方さんの彼女ですかぃ?』って……凄いよねぇ沖田君、まだ十代なんでしょ?」
自分の知らない所で交流があったらしい
それからベラベラと沖田の話ばっかりするもんだから、土方は苛ついた
「総悟の話はもういいんだよっ」
声を荒げられてビクつく零
「十四郎……?」
なんでわざわざこんなところで総悟の話なんざ聞かなきゃならないのか
零の天然さに腹が立つ
少し緊張の残る指で、そのお喋りな口をなぞった
「な、何っ」
きっとヤバいのはわかってた
触れたらどうにかなってしまうんじゃないかと
そう思ってた
ひと月と19日ぶり
それを先に犯したのは零だからな
「俺だけで……十分だろ?」
どうして総悟なんかにヤキモチを妬かなきゃなんねぇんだと納得いかなかったがもう止まらない
その色気を帯びた眼差しに零の呼吸は止まりかけた
「ん……まぁ……」
唇の手がそのまま頬に流れて顔を覆われ
「……いいか……?」
「……うんっ……」
運転席から身を乗り出して、零を『ひ~じ~か~た~!エロ』ガガガッッ
俊敏に無線を切る
「…………悟の野郎っ……」
「沖田君、なん「喋んな」
そう遮って更に身体を寄せた
体重をかけてきた土方に身体がぶれて、零の後頭部が窓を鳴らした
「あて……」
「わ、悪ぃっ……」
慌てて謝る十四郎はやっぱり可愛い
「んーん、大丈夫だよ」
軽く微笑んで唇を押し付けた
「ん……零……」
煙草の味がしてちょっと苦いけど
愛しい味に酔いしれる
荒くなる吐息に紅潮する頬
自然とそれは激しくなった
「ん……ねぇっ、十四郎っ……」
「…ちゅ……ん……なん、だ……?」
久しぶりの感覚を味わう様はいつも以上に荒々しい
「私……十四郎に……会いたかったよ……」
感情なのか行為なのか
涙が溢れそうになるのを必死に堪える
「……馬鹿野郎……俺もだ……」
火を消して
会えなかった時間を取り戻すかの様に
指を絡め
舌を絡め
窓硝子は曇っていく
ガガッ
『土方さん、いい加減帰りやしょうぜ?さすがにこれ以上は――……―…‥』
応答出来ない土方十四郎
終
おまけ→