横恋慕
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抑えられた頭が男の顔へと近付いていく
近すぎてぼやけて見えたが口角がきゅうっと上がっているのがわかった
そしてその口元に押し付けられた自分の唇
角度をつけて激しくむさぼられて、飽きるまでしゃぶられた
「んんっ……!!ちょっ、ちょっと!!」
呼吸が限界に近付いて、なんとか胸板を押し解放してもらう
酔いも手伝って、力が入らないのが痛かった
「あんた何すんの!?初対面の人にいきなりっ……馬鹿じゃないの!?」
思いっきり平手打ちを食らわそうとするも手首を掴まれ未遂に終わる
「その割には最後まで待ってくれたな」
カァっと顔面が赤くなるのがわかったが瞳は睨みつけたまま
「あんたが力にモノ言わせてやるからでしょ!!」
残った手でなんとか一矢報いたかったが、それも叶わなかった
するりと背後に回られて、気付けば抱き抱えられている
「悪いがその"船旅"……もう始まってるんだぜ」
抱えたまま飲み代を放って跳び上がった
「ちょっ……嫌よ!下ろしてよ!!」
言葉とは裏腹に恐怖でしがみついてしまっている
それに気付いて高杉は笑う
「ふん……俺の艦は海でも宇宙でもどこでもいけるぜ?当分飽きないだろうよ」
「わ、私を売る気なのね!?」
恐怖が最高潮に達し、唇が細かく震えだして涙も浮かんでくる
「あぁ?お前を売るなんてしねぇよ。言っただろ"船旅"だって」
一人で小さく笑うと女を抱えたまま高杉は闇に姿を消した
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