寝不足③
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来いとは言ったものの、何か早口で捲し立てて慌てて逃げてきてしまった
寝てしまった醜態が、添い寝をされて心地良かったと思われていそうで恥ずかしくて居た堪れなかった
ミイラ取りがミイラに……そんな気がして上手く顔を見られなかった
だから言葉足らずになったことは否めない
準備が出来たらと言った気はするがアイツのことだ、俺に気を遣って遅めに来るはずだ
それが一体何時になるんだか……
残りの仕事なんてどうにでもなる
今日終わらなかったのは明日やればいいだけの話
期限はまだある
焦るようなもんじゃねぇ
今か今かと気もそぞろ
そもそも仕事に集中なんて出来ていなかった
「ったく……もう十時だぞ……」
普段こんなに早く寝ることはない
それでももうなんて言ってしまうのは待ち遠しく感じている証拠
仕事が終わったと連絡でも入れてやろうかと、ケータイを手にしてようやく気付いた
「ぁん?総悟?」
届いていた一通のメール
同じ屋敷にいながらメールだなんて、何かあったんじゃないかと訝しげにそれを開いた
『今日は俺が零と添い寝するんで。土方さんはゆっくり休んで下せェ』
眠れないまま時間だけが過ぎていく
煌々と光を放つ部屋の電気がジジッと音を立てるのをただひたすら見つめている
そのせいか目もおかしくなってきた
これは完全に眠れない
こんなギンギンの目でどう寝ろというのか
「なァ」
「はい」
「寝た?」
「いや……返事してるじゃないですか」
「いい加減寝ろよ」
「だから……それが難しいんですって」
上半身を起こして、していたアイマスクを外した沖田隊長
光に慣れていない視界のせいか、目を細めていつもよりさらに不機嫌度を増した顔で私を見下ろしてきた
「……飽きたんだけど」
「……ですよね」
同じく身体を起こしてため息をつく
寝ようと頑張り始めてから一時間は経っていた
微塵も押し寄せて来ない睡魔に絶望しながらも、そりゃそうだと内心思っていた
こんなのは添い寝じゃないのだから
「沖田隊長、すみませんでした。私、部屋に戻って一人で休みます」
「その方がいいかもしれねェ。寝れないにしても一人の方が気が楽だろィ」
そうですねと苦笑いを向けていた後ろで、何かが押し寄せて来る地響きが私達の身体を震わせた
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッッ!!!!
ガラッ!ピシャンッッ!!
「……っくりしたァ……何なんでィ急に、土方さん」
顔を真っ赤にして、目を血走らせて、息を切らせた鬼の副長が、怒りの形相でこっちを見てきた
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