Ice cream Night:☽ /Bumblebee
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深夜、唐突に目が覚めた。
枕元の目覚まし時計がAM3:00を指している。
ママもパパも弟も、まだ寝静まっている時間だ。
久々にアルコールを飲んだせいで早めに寝てしまっていたらしい。
そう考えて、シーツを被り直して何度も寝返りを打ったけれど、結局眠れなくて体を起こす。
床には、7時間前に脱ぎ捨てたワンピースと鞄、ハイヒールが散らばっていた。
抜き足差し足で階段を下り、キッチンで水を飲む。ハイランド・クーラーで火照った胃が落ち着いていく気がする。
他にもなにか飲んだ気がするが……。
憂さ晴らしをするつもりで流し込んでいたので記憶が曖昧だ。
弟がエイリアンの戦争の流れ弾を食らい、自分も巻き込まれれば、誰だって酒に逃げたくなるだろう。
今日(というかもう昨日?)参加したパーティはその後処理からやっと開放されて初めての集まりだったので、友達と会話する時間よりグラスを傾けていた時間の方が多いのも当然だった。
…まあどっちにしろ箝口令が敷かれていたから、話せることなんてサムにガールフレンドができたとか、ママたちが大切にしてた庭が地震(笑)で破壊の限りを尽されて2人とも失神したとか。
そんな世間話くらいで、愚痴なんて以ての外だっただろうけど。
元からオカルトや非科学的なことは信じない質だったから、今も
このままベッドに入ると、またメガトロンがサムを傷つける悪夢を見そうで、どうした物かと頭を抱える。
ふと、舌根に残るウィスキーの味に合うアイスを思い出す。
バニラアイスである。それも、カップタイプの。
冷えたアイスの中心をスプーンでくり抜き、そこにウィスキーを注ぎ食べ、くり抜いては注いで食べ……という贅沢を以前パパに教えてもらったのだ。
「……」
持っていたグラスを洗い、水切りに置く。
スリッパからブーツに履き替えた私は、ガレージへと向かった。