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ヒロインに憧れてるけど目立つのは嫌い【HQ】
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私がとろとろしてたから、谷地さんの手を借りてしまった。
第2体育館に戻った時、タオルもビブスも籠ごとなかったから谷地さんがしてくれたんだっていうのはすぐに理解した
由佳が担当以外の仕事なんてするはずないし。
一応、第3体育館も見に行ったらカゴだけ入口に置かれてたのが目に入り、急いでそれを持って洗濯機を目指している途中。
谷地さんが前を歩いているのが見えて今になる。
『本当にごめんね…。この後谷地さん、夕食作りなのに』
谷地「いえいえそんなっ!逆にここまでしか出来なくて申し訳ないと言うか…!同じマネージャーとして恥ずかしいばかりです!」
『…谷地さんはとても良いマネージャーさんだよ』
谷地「ほ、ほんとうですかっ!?」
『うん、選手の皆もそう思ってるよ…。今だって谷地さんのお陰で1つ仕事が楽になった。』
時間が押してる中、谷地さんがこうやって一緒に運んでくれたのは凄く有難い
持つ量も減るし
往復しなくてもいい
その分時間を短縮出来て、次の仕事に取り掛かれる。
谷地さんはここまでしか出来なくてって言ったけど、実はすごく助かってるんだよ。
『だから、ありがとうね』
谷地「……!」
『……』
谷地「はいっ!」
自然と口角が上がった。
谷地さんも笑顔を見せてくれて、やっぱり可愛いなあって思った。
『谷地さん…じゃあ、後は平気だよ』
カゴから洗濯機にタオルとビブスに分けて洗剤を入れながら振り向く
谷地さんは「了解ですっ!私は夕食作りに行ってきますね!」と、これまた元気な声で返ってきた
楽しそうだなあ
いいなあ
一人になると不思議と口角が下がった。
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