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ヒロインに憧れてるけど目立つのは嫌い【HQ】
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「お気になさらず」とだけ返してご飯をよそう。
お盆に乗せられた料理を及川さんに渡そうとすると、何故かそれを受け取らない。
早くしてくれないかな…
まだ受け取ってない人も待ってるわけだし
及川「夢主ちゃんって俺に冷たいね。話し掛けた時も避けられちゃったし」
低い声が、頭の中を駆け巡る
その眼で私を見ないでほしい
わざと冷たくしてる訳ではない。
身体が勝手に動いちゃうんだ
冷たい声
冷たい目
鳥肌が止まらない。
あの時、話し掛けて来たのは及川さんだったんだ。
白鳥沢の事しか頭になかったから、向こうからしたらいい気分はしなかっただろう
及川「もしかして、俺の気を引こうとワザとしてるとか?」
「嫌いじゃないけどね」と笑う及川さん。
何か、すごく勘違いをされている…?
私は及川さんを狙ってる訳でも、選手の誰かを狙ってる訳でもない
どっちかというとそれは由佳の方だし…。
岩泉「及川!後が詰まってんだよ!さっさと受け取れやクソ!」
なかなか受け取らない及川さんに痺れを切らした岩泉さんが頭に一発ゲンコツを食らわす。
「痛ッた!」と頭を抑えている人は、同一人物なのか疑ってしまう。
岩泉「及川が悪ぃことしたな」
『い、いえ!』
渋々受け取って食卓につく及川さんを睨んだ岩泉さんは私を見ると代わりに謝った。
本当になんで、この人が主将じゃないんだろう。
言っちゃ悪いけど及川さんよりしっかりしてるし、頼りがいがあるのに…。
同じようにご飯をよそって岩泉さんに渡すと「ありがとな」と笑顔で返される。
すごく
いい人だ
なんて思った。
***
西谷「見たか、夢主さんのエプロン姿」
山本「はっ!あのお方は夢主さんと言うのかッ!」
田中「近付こうとは考えてねぇよなあー?」
山本「むむむ無理だ。俺には…」
菅原「(いつから名前呼びになったんだよ。)」