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ヒロインに憧れてるけど目立つのは嫌い【HQ】
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食堂には何人かいて、食卓に着いて昼食を食べていた。
私が戻ってくるの遅くなっちゃったから清水さん達が配膳してくれたみたい。
「カツじゃん!」
「美味そう!」
「ご飯大盛りで!」
味見とか出来てないから美味しいかわかんないな…
揚げただけだから不味くはないと思うけど。
自分の作った料理を他人に食べさせた事ないからすごく不安だった。
でも皆美味しそうに食べてくれるから安心した。
黒尾「お、研磨ー、ちゃんと食べてるか?」
夜久「リエーフ、食べながら喋るな!」
リエーフ「叩かなくてもいいじゃないですか!あ、研磨さんそれ下さい!」
夜久「人の物を勝手に取るな!それに話を聞け!」
黒尾「研磨はもっと食べろ!」
山本「黒尾さんの言う通りだ!女子マネが俺達の為に…俺のために、、」
孤爪「…はぁ。」
黒尾さんと夜久さんもお盆を持って音駒のメンバーと一緒に座って食べ始めた
黒尾さんは野菜を食べずに嫌々と首を振る彼に「好き嫌いは良くないぞ」と食べさせようとしてるし、
夜久さんはリエーフと呼ばれた背の高い人に注意してるし
その光景を見て呆れてる人と笑ってる人がいる
一人、自分の手と手を握って目を瞑りだしてブツブツ言ってる変わってる人いるけど…
仲良いんだな、音駒って…。
厨房に入りながら、そんな彼らを見て微笑ましくなった。
『すみません遅くなりました。私代わるので先に皆さん頂いて下さい』
雀田「それは悪いよ。昼食全部任せちゃったのに」
谷地「そうですよ!私も手伝いますよ!」
『いいえ!この位一人でも大丈夫ですよ!それにこの後また皆さんは選手達のサポートをしなきゃなので』
清水「じゃあ、夜は一緒に食べようね」
白福「ごめんね〜、先に頂いてくるね」
最近、ダイエットをしてるからかお腹も空いてないしちょうどいい
私以外のマネージャーはお昼を食べた後、すぐに体育館に移動しないといけないだろうしこの判断は間違ってないはず
及川「だから本当に休まなくて大丈夫なの?」
由佳「大丈夫ですって!徹先輩心配し過ぎですよ〜!」
嫌な人達がやって来た。
他のマネはつい先程食べるように言っちゃったし、タイミング悪すぎでしょ
及川「由佳ちゃん一緒に食べない?」
由佳「ごめんなさい!由佳は食べる人がいるんです〜」
及川さんに誘われて断った後、厨房に入って来た由佳は自分の分を持ってすぐ月島くんの元へ行っていた。
私の横を通り過ぎる時、睨まれたように感じた。
及川「ちぇー、眼鏡くん狙いかよ。まっ、いいけど」
由佳の行先をチラッと見て不貞腐れた顔をしていた及川さんは私に気付くと一気に態度を変えた。
及川「さっきはごめんね?夢主ちゃん。」
『…っ』
目を細めて怪しく笑う。
本当にごめん、なんて思ってるのだろうか
逸らしたいけど逸らせない眼
身体中に鳥肌がたつのが分かる
私やっぱり
この人が苦手だ。