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ヒロインに憧れてるけど目立つのは嫌い【HQ】
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由佳「すいません、水飲んだら少しはよくなりました!このまま行けます!」
雀田「本当に大丈夫?休んでた方が…」
由佳「へーきですよ!皆頑張ってるのに由佳だけ休んどくなんて嫌です!」
白福「仕事熱心だね〜」
おかしい
何かがおかしい。
選手や私以外のマネージャーがいる前では分かりやすくサボったりはしなかったけど、サボり癖が付いてきてたのは確か
合宿なんて普段の部活の倍以上マネも動き回らないといけないのに、どうして自ら仕事するなんて事言い出したんだろう
今は武田先生やマネージャーのみんなも休んだ方がいいって言ってるのに
由佳「1人じゃ不安なので夢主と一緒に選手の皆さんを呼んできますね〜」
『…わたし?』
由佳「そうだよー、嫌?」
清水「夢主ちゃん、流石に田口さん1人じゃ大変そうだからお願いしてもいいかな?」
『は、はい…分かりました!』
清水「昼食任せちゃったのにごめんね…」
『いえ!仕事なので!』
ちゃんと笑えてるか分からないけど、笑顔で返答しないとバレちゃうから
今日ずっと、私は裏仕事担当だから由佳とは一緒にならないって思ってたのに。
清水さんと谷地さんに支えられて立ってるのがやっとだった人がそんな数秒で顔色良くなって普通に立つことが出来るの?
ニコニコ笑って私の手を引いてる人が?
ずっと、お互いを避け続けてマネージャー仕事も一緒にする事なんてあまりなかったのに…
今になって、一緒にマネージャー仕事をしようとかおかしいにも程がある
由佳「顔暗いけどどうしたの?もう体育館着いたよ?行くよー」
何も気にしてなさそうに私の腕を引かないで
仲良しごっ子とか、そんなのいらない
あんたが、私に優しいって所を選手の皆に見せたいだけでしょ
由佳「皆さーん!昼食の準備が出来ました!行ける方から食堂に向かって下さい!」
「お、まじー?」
「腹減ったー!」
「飯〜!!」
由佳の声で一斉に集まる視線。
何人かの選手は昼食と聞いてテンションが上がっている
ここから離れたい
そもそも2人で来る必要あった?
こんなの、私いらないじゃん
俯いて誰とも目線を合わせないようしていた。
だから、気付けなかった。
『……っ!?』
由佳「…きゃっ!」
由佳が、私の前で倒れてるなんて。