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ヒロインに憧れてるけど目立つのは嫌い【HQ】
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バスから降りると、何人かがお出迎えに来ていたのか話してる
当たり前だけど、男子ばっか…。
背も高いし
この場にいるのは赤いジャージを着てる人が多い気がする
もしかして、1回目の合宿の時に練習試合したっていう音駒ってとこかな。
よく見たら背中に"NEKOMA"って書いてた。
赤いジャージが音駒さんか…。
赤いから分かりやすい
そう言えば、このジャージ…
手に握られた烏野の黒いジャージ
バスの中に忘れてたから持ってきたのだ。
誰のか分からないので、とりあえず着てない人を見ていくと日向くんだけ着てない
話し掛けようとしても他校の人と話してたので行きにくい。ここで人見知りが発動してしまう
『……』
どうしようか、と日向くんをずっと見ていると澤村先輩が私に気づいて話すのをやめると来てくれた。
私の勝手な憶測だけど、澤村先輩と話してた音駒の背の高い人が澤村先輩に教えてくれたんだろう
誰か分からないけど心の中で感謝しとく。
澤村「橘さん、なんかあった?」
『これ、ジャージ日向くんのだと思うので渡しといて貰えませんか?』
澤村先輩に持っていたジャージを渡すと柔らかい表情で笑った
澤村先輩がいてくれて良かった…。
小さく一礼して荷物を運んでいる清水さん達の元へ向かった。
***
日向side
バスが合宿所に止まった瞬間、高ぶる感情のまま外に飛び出した。
久しぶりの合宿
今回は白鳥沢も青葉城西もいる
此処に強え奴が沢山いる
早く戦いたい
興奮のあまり、大地さんにジャージを渡されるまで忘れてる事なんて気付かなかった
大地さんは「橘さんに感謝しなさいよ」と俺とは逆方向を指さした。
見ると橘先輩は荷物を運んでるみたいだった。
今行っても邪魔になるだろうし後でお礼言おう
リエーフ「なあ日向!烏野って女子マネ4人もいたっけ?」
さっき話してたリエーフが不思議そうな顔をして橘先輩達を見ていた
そう言えば橘先輩と田口さんって今回の合宿が初めてだしリエーフが知らないのは当然だよな
日向「俺達の新しいマネージャー!」
リエーフ「へえ!日向より小さい」
珍しそうに俺と橘先輩を交互に見るリエーフ。
むかっ
これからもっと伸びる予定なんだから舐めんなよコノやろうっ!
どんなに身長差が縮まらなくても俺は飛べる。この身長だからこそ高く飛ぶ。
***
noside
山本「じょ、じょぉぉぉぉ!女子が!女子マネが増えてるぅぅぅ!?」
『ビクッ…す、すみません』
清水「夢主ちゃん、こっち」
烏野が着いたことを知りお出迎えにあがる音駒の部員達。
久々の再開に会話に華を咲かせている
そんな中、山本は烏野のマネージャーが増えてる事に気付く
泣きながら変な行動をしだした山本を見て、元々人見知りな夢主は冷や汗をかきながらも何故か謝った。
第三者から見てとても異様な光景である。
田中「これが、烏野の本気なのです」
山本「はァァァんッ、なんとっ、お美し、い…!!」
西谷「そりゃあ、天空から降りてきたばかりの女神だからな!」
マネージャーが増えただけだと言うのに何が本気なのか。
わざとなのか、お忘れになってるのか田口由佳の事は触れないこの御三方。
合宿は、まだ始まったばかり。