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ヒロインに憧れてるけど目立つのは嫌い【HQ】
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向こうに着いた時に到着時間がズレると参加する学校皆に迷惑がかかるので私達はマネージャー一人を待つ事なんて出来ないと判断して武田先生と烏養コーチの指示により専用バスに乗り込んだ。
遅れるなら前日から電話1つくらい寄越すだろうし完全な遅刻だ。
出発時間を過ぎていたのに武田先生の計らいで約15分は待ったが結局来ない由佳に「なんかあったのかもしれない」と庇っていた部員達も口を閉じ出した
朝方だからか静寂に包まれたバス
私はまだ薄暗い外を眺めながらシートベルトに手を掛ける。
そしてバスが出発しようと動き出してから、正門から走ってきた由佳
武田先生や、眠りにつこうとしていた皆もびっくりして正門を見ていた。
由佳「す、すいません!!アラームかける時間間違えちゃって、。遅刻しましたすいませんっ!」
乗り込んできた由佳は烏養コーチに「お前やる気あんのかぁ?」と叱られるとペコペコと頭を下げた
優しい皆は、由佳がちゃんと遅刻した事を隠さず言ったことに反省していると思ったのか笑って許してた。
空いている席が清水さんと谷地さんの後ろ席に座る私の隣しかなかったため、偶然的に由佳はそこに座るしかない
こうなるのは分かってたけど、来ないって思ってたから身体が強ばる。
部員達に一緒に座ろうって誘われたのを断らなければよかったと後悔した。
***
いつの間にか寝ていたのか、暖かい太陽の陽射しで目が覚める。
外には全く知らない光景が広がっていて、建物が私の目から通過していく
数十分後、バスの動くスピードは遅くなりひとつの場所に停車した。
武田「皆さん着きましたよ!」
烏養「出れる奴から出ろー、寝ている奴は起こせ。」
寝て起きてすぐ着いたから、気持ちの切り替えをする時間がない
着いてしまったんだ
緊張する
隣を見ると由佳は居なくて、清水さんと谷地さんもいない
ボーッとしてたら置いてかれた。
早く降りないと…
って、あ
山口くんまだ寝てるじゃん。
なんで皆起こしてあげないんだろう
気持ちよさそうに寝ている山口くんを起こすのは気が引けるけど、皆待ってるし
軽く揺すって声をかけるとすぐに起きてくれたから助かった。
目を開けた時の山口くんは状況把握が出来ていないような顔をしてたけど理解したのか慌てて立ち上がるとバスを降りていった
寝顔見られて恥ずかしかったんだろうな。赤くなってたし
それに続くように忘れ物がないかを確認して急ぎ足でバスから降りた
誰のか分からないジャージを持って。