お名前を入れるとより楽しく読む事が出来ます
ヒロインに憧れてるけど目立つのは嫌い【HQ】
夢主設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
あの眼を見たのはきっと私だけ。
人柄が変わり始めて何度か睨まれた事はあったけど、あの眼を見たのは始めてだ。
清水「膝も肘と同じ様にガーゼするけど大丈夫かな?」
『…はっ、はい!お願いします』
清水さんに手当をして貰っている時も、あの眼を思い出しては鳥肌が立ってるから相当ビビってるのかもしれない
清水さんが私の手を引いてくれなかったらあのまま動けなかった可能性は少なくともある。
私を視界から入れなくなった瞬間鋭かった眼は柔らかくなりモップを取りに行ってた
部員に勘づかれないよう極自然に笑って。
本当に
友達だったんだろうか
私達
***
結構時間を取らせてしまって、十分に休憩をとることが出来なかった為
烏養コーチが休憩時間を少しだけ伸ばしてくれたお陰でドリンクを作り直して渡す事ができた。
それでも皆には申し訳なくて何度も頭を下げると澤村先輩に「謝り過ぎだ」と叱られた。
再開された練習
レシーブ、サーブが終わって今はスパイク練だ
セッターの菅原先輩と影山くんがあげたトスを他の部員が一人ずつ順番にスパイクを決めていく
「ナイスキー!」「アウト!」
声をしっかり出して全力で取り込んでる。
そんな時、体育館の外から走ってくる足音が聞こえた
武田「皆さん!会議が長引いちゃって遅くなりました…すみません!」
勢いよく入ってきた武田先生
会議が終わった瞬間、急いで来たのだろう
呼吸も服装も乱れていた。
あんなに騒がしく入ってきたんだ、絶対何かある
練習してた手も止め、部員の皆も武田先生に注目している
武田「今回も勿論行きますよね!合同合宿…!」
「「合宿!!!」」
合同合宿…。
聞くのは初めてでは無い
何回か合宿はあったけど、たまたま私はその時 どうしても部活より優先しないといけない用事と被って行けなかったのだ
今回は何も被らず行けるといいんだけど、合同合宿って事は他校の人もいるって事だよね
合宿って青春!って感じでめちゃめちゃ楽しそうだけど でも今から緊張してきた。不安でしかない。
武田「参加校は宮城から
影山「……青葉城西も。」
日向「しゃー!研磨に会える…!」
当たり前だけど、皆知ってるっぽい
反応を見るからに知り合いがいるみたいだし。
日向くんなんて目を光らせてる
澤村「なぜ今回、白鳥沢が?」
マネージャーになって間もない頃、バレーの事を調べてると白鳥沢の名前はすぐに知った
ものすごい強豪で有名だってことを。
その名前が出てから、何人かビックリしてるし
白鳥沢以外にも強豪は揃ってるんだけどね
田中くんなんて
「確かに気になるっすねぇ?エリぃート様様で忙しくて大学生のクラブチームとばかり練習試合をしてそうなあの、白鳥沢がァ!!」
怖い顔してるし。
武田「元々練習試合を取付けていたそうなのですが急遽予定が合わないと言う事で参加するみたいです」
他にも青葉城西なんだけど、参加する予定だった所が来れなくなったって理由で武田先生が青葉城西を推薦したみたい
なんでいきなり?って思ったけど、そう言えば来週からGWだ。