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ヒロインに憧れてるけど目立つのは嫌い【HQ】
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日向「橘先輩大丈夫ですか!?」
西谷「怪我はないっすか!」
田中「橘さんが、転けた……!?」
一目散に走ってきた3人組
来るなり何処を打ったとか、立てるかとか聞いてくる
その3人に続くように他の部員も集まってくる
コーチも何事だ、と驚いた顔をして近付いてきてる
『すみません…っ…』
誰のか分からない差し出されてた手を掴んで起き上がる
痛い。
身体中が痛い
由佳「大丈夫?どっか痛い?」
清水「肘、強く打ったみたいだね。見せて」
肘を抑えている事に清水さんがいち早く気付いてくれて袖を捲る
見ると、赤黒く滲んでいる。
多分内出血だ
痛いけど、この激しい痛みは今だけだしどうって事ない。
膝も同じ感じだと思う
強打で打ったから、青ジミは避けられないだろうけど
『こんなの平気です…。すみません、折角の休憩時間なのに』
迷惑にならない様に身体を無理矢理立たせると身体中に痛みが走る
月島「何かに躓いて転んだんですか。床には何もありませんけど」
『ぁ……足が絡まっちゃったんだと思う。』
床を見ると何も無い。
でも転ける瞬間、確かに私は何かに躓いた
タオルとかでも、ジャージとかでもない、もっと物理的な何か。
例えるとすれば、人間の足みたいな…。
まさか、
まさかね。
西谷「龍、これは大事な事を聞いたぞ。敵は俺達の足下にもいるぞ!!」
田中「おおよ!橘さんに近付く奴は誰であろうと許さねぇ」
縁下「2人共、床に言っても意味ないぞー」
どこ見て言ってんのあの2人
貴方達が睨みながら踏んずけてるの床だよ。何言っても意味ないから
ほら、縁下くんも同じ事言ってる。
それに私が怪我したところで、私は選手でもないし大袈裟だよ
なんか部員の皆私に優しい気がする。
いや、優しいのはいつもの事なんだけど、なんて言うか過激になったっていうか…。
ちょっとした事でも心配してくるし、何かしら手伝おうとしてくるし
特に、西谷くんと田中くん
なんで私に対して敬語になってるんだろう。もっと距離が伸びちゃったかな、
前よりかは話しかけてくれるから、それは嬉しいんだけど
いきなり対応変わって戸惑う。
あ、もしかしてこれが……
愛されヒロインってやつ?