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ヒロインに憧れてるけど目立つのは嫌い【HQ】
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澤村先輩の一言で落ち着いた2人を横目に早速私はマネ仕事に取り掛かろうとシューズに履き替える
西谷「ハッ…あ、貴方は…っ!」
田中「もしかして…っ!」
しゃがんで靴紐を結び直していると、熱い視線が向けられていることに気付く
絶対西谷くんと田中くんだ
ここで目を合わせちゃったらダメな気がする…。
サッと雑に靴紐を結び直して立ち上がると2人とは反対方向へ身体を向ける
すると、後ろから物凄い速さで迫ってくる感じがした。
『?……ヒッ』
なんだなんだと思って思わず振り返ると、西谷くんと田中くんが走ってきていた
怖い怖い怖い怖い
いきなり何!?
咄嗟に身体を横にずらして2人から避けた。
「「グェッ…!」」
激突する直前にズレたからか、顔面から床に突っ込んだ2人
『ご、ごめんなさい』
悪い事しちゃったなって思って謝る
突っ込んだ時凄い音がしたけど、すぐに2人は顔をあげて私をガン見
ど、どうすれば?
こういう時ってなんて言えばいいの
清水「ほっといていいよ。夢主ちゃん行こっか」
対応に困っていると清水さんが助けてくれた。
助かった…
一体なんだったのあれ、
私だって気付いてない?
あんな行動、私にしてきた事なかったのに。
2人に恐怖を抱きながら清水さんとタオルの用意をしに行った
__その頃の部員達
西谷「驚いた姿もなんて綺麗なんだ…!」
田中「間違いなく天空から舞い降りてきたばかりの女神だ…。なぁノヤっさんよお」
西谷「龍、お前……。それいいなあ!!潔子さんが〈地上に降りてきて長年経つ女神〉だとすれば橘さんは〈天空から舞い降りてきたばかりの女神〉だ!」
涙を流しながら語り合っている西谷と田中
その姿はまさに二人だけの世界である。
菅原「確かに橘さん驚く程綺麗になってたよなー。俺も見てたべ」
縁下「え、あれ橘さんだったんですか」
木下「縁下気付いてなかったのかよ!?」
影山「橘先輩がどうしたんですか」
日向「なんでお前はそんなに冷静なんだよ!」
影山「冷静も何も橘先輩とは昼休み一緒に過ごしたからな。」
「「はあああ!?」」
影山爆弾発言により、部員達は驚愕の声をあげる。これには先程の幸せな空間に浸っていた西谷と田中も反応するをえない
田中「おい影山くん、橘さんとはどういう関係だこら」
西谷「いつの間にあのお方と仲良くなってんだ!」
月島「自己中な王様、とうとう恋をする。面白げもなくオチも最悪、完璧なストーリー」
澤村「こら、月島煽らない」
山口「ツッキーが怒られてる!」
月島「山口煩い。」
山口「ごめんツッキー!」
菅原「それで影山は橘さんの事どう思ってんの」
影山「努力家だと思います」
東峰「そういう事を聞いてるんじゃないと思うぞ」
成田「あはは……。」
影山「?…綺麗に笑う人だと思いました」
日向「確かに橘先輩の笑顔綺麗だよな!」
「「はあああ!?」」
純粋な顔で当たり前のように言う変人コンビに他の部員は詰め寄るのであった。