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ヒロインに憧れてるけど目立つのは嫌い【HQ】
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『えっと…細かい用語が分かんなくて。』
影山「例えばどれですか」
『コミット、ブロック…?』
影山「それは相手のアタッカーに合わせて飛ぶブロックの事です。他にもゲスブロックやキルブロック、ソフトブロックがあります。それとは別にブロックアウトと言ってスパイクを意図的にブロッカーに当てて得点を狙う…((」
バレーの事になると目を輝かせて説明してくれる影山くん
ちょっと早口で理解出来ない所もあったけど聞くと教えてくれるし結構勉強になった。
何かに夢中になれるっていい事だよね。
バレーという夢中になれるものがあるから日頃の授業も頑張れる
私も、マネージャーが楽しいって思えるようになりたいな。
『影山くん…ありがとね。バレーの事、また知れた気がする』
影山「…!っす、」
居心地がよくて、時間の事忘れてたけどもう昼休みが終わる時間
ぎこちなくだけど私笑えたかな。
影山くんのお陰で、今日の昼休みは楽しく過ごせた
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昼休みの終了を知らせるチャイムが鳴ると同時に教室に戻る。
戻る途中で結構な人とすれ違ってめちゃくちゃ見られてたのが嫌で早歩きで他クラスの教室の前を通って来た
何人か男子が騒いでて、「お前話し掛けて来いよ」「いやお前が行けよ!」って会話も聞こえて何とも言えない気持ちになる
話しかけて来ても君達が期待してるような事は何も言えないよ
西谷くんと田中くんに会わなくて良かった。
部活では会うけど、廊下で会ってたら大きい声で叫ばれそうだしもっと注目浴びちゃうから
優菜「夢主ちゃん昼休み何処に行ってたのー?」
「影山くんと図書室にいなかった!?男子が言ってた」
「えー!?影山くんと!」
見られてたのか。
別にやましい事はしてないからいいんだけど、お昼休みくらいゆっくりさせてよ
監視されてるみたいでやだ。
『うん。たまたま会って…』
優菜「影山って1年よなー?」
「そうそう!身長高くてかっこいいから人気って聞くけど、あんまり女子と居る所見た事ないよ!」
「それ知ってる!休み時間とか寝てる時多いし近付きにくいオーラがあるから話しかけれないって1年女子も言ってた」
影山くんそんな印象持たれてるんだ…。
バレーをしている時とかバレーの事を語ってる時とか小さな子供みたいで可愛いけどな
普段の影山くんの事は知らないけどね。
優菜「で、影山狙ってんの!?」
「橘さんだったら行けるよー!」
『違くて…影山くんとはバレーの事で話してただけだよ。』
「あ!そう言えば影山くんバレー部だもんね!」
優菜「バレー部って言えば月島くんもバレー部やったよな?由佳、月島くんと最近どうなん?」
由佳「……えっ、ああ〜!」
真顔で軽く話を流してると、月島くんの話になり由佳に皆の視線が集まる
由佳「い、いい感じだよっ!!今日も一緒に帰るんだ〜」
自分に話が回ってくると思ってなかったのか、由佳は慌てつつも会話に参加した。
そんな約束もしてないのに、帰るとか言っちゃっていいの?
いい感じって、月島くんから嫌がれてたじゃん。それのどこがいい感じだと思ったの。
上手くいってないなら正直に上手くいってないって言わないと、後から苦しくなるのは自分なのに。