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ヒロインに憧れてるけど目立つのは嫌い【HQ】
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部員全員にドリンクとタオルが行き届いたのを確認すると少しだけマネージャーの私達も休憩をとった。
相変わらず由佳は月島くんに嫌がられてるって分かってないのか話し掛けている
由佳「月島くんさっきナイスブロックだったよ!ね、山口くん!」
月島「…それはどうも。」
山口「ツッキーはよく見てるもんね!」
見てるだけでも、月島くんが怒らないかヒヤヒヤしちゃう。
しかも「ナイスブロック」って言ってたけど、自分ほとんどドリンク作りで外出てたし見てないじゃん
嘘ばっか。
清水「夢主ちゃん、今日はもうビブス使わないから仁花ちゃんと一緒に回収お願い出来るかな。私はデーターのまとめをしないといけなくて。」
皆の邪魔にならないように隅の方で休憩が終わるまで待機してたら清水さんに呼ばれた
ビブスを回収して洗って干して欲しいとの事
私は心良く引き受けた。
清水さんもデーターまとめるのに手が離せないみたいだし
こういう時ってマネージャーが多かったら分担出来て楽だよね
でもなんで由佳には何も言わないんだろう…。
私が由佳の事を見て察したのか清水さんは
「田口さんには飲み終わったドリンクの回収を頼んであるから」
まるで心配しなくて大丈夫だよと言うように優しく笑った。
よし。
清水さんも行ったし私もビブスを回収しに行こ
1年生組とか3年生組とかで固まって話してる中に入っていくのはめちゃめちゃヤダな
ああ、怖い
特に3年生…
これもう、主将の澤村先輩に言った方が速いんじゃないか。そう思って3年生の元へゆっくりと近付いた
澤村「おう橘さん、マネージャー仕事お疲れ様」
東峰「何か、用事かな?」
『…ぁ、』
菅原「こら旭!怖がらせちゃってるから」
私が近付くと、すぐに澤村先輩が気付いてくれた。のはいいんだけど東峰さん何度見ても怖すぎる
そんな東峰さんに絡む菅原先輩
何も言えずに黙ってる私
あーーー、もう
こういう時消えたくなる
もっと人付き合いが上手かったらなあ
人見知りじゃなかったらな
澤村「もしかして橘さん、これ回収しに来てくれた?」
澤村先輩は自分の着ているビブスを指さした。
流石チームのキャプテン、澤村先輩
私まだ何も言ってないのに。
『あ、はい!ビブスを回収したくて…』と小さな声で言うと、澤村先輩は立ち上がって部員全員に聞こえるように伝えてくれた
『すみません、ありがとうございます』とお礼を言うと「橘さんもありがとうな」と逆にお礼を返された
なんだろう、
主将である澤村先輩に言われると今まで頑張ってきてよかったなって思える
やっぱり部員皆の役にたてる事って、すごく凄く嬉しいや。
部活後の足取りもいつもより軽かった気がした。