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ヒロインに憧れてるけど目立つのは嫌い【HQ】
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家に帰ってからはすぐにベッドに横になった。
あの後、月島くんと山口くんは由佳と帰ったのだろうか。
嫌な顔してたけど、なんやかんや3人で帰ってそう
私には関係ないけど。
***
1時間くらいかな、
眠ってたと思う
真っ暗な部屋の中で何を考える事もなくただ天井の一点を見つめていた
母親「夢主ご飯よー!」
ぱちぱちと瞬きしていると1階からお母さんの声。
動きたくないしお腹も空いてないな…
でも薬飲まないといけないし少しでもいいから胃に何か入れないと。
倦怠感に襲われたが、渋々と重い身体を起こしてリビングに向かった。
今日の夜ご飯は唐揚げだった
食べる気が起きない、とは思ってたけどやっぱり好きな物を目の前にすると食べないという選択肢は無かった
唐揚げを2、3個口にほおりこんで粗食する。それだけで満足して薬を飲んだ。
母親「ちょっと肌綺麗になってきたんじゃない!?」
水を飲んでいる私の前に座っていたお母さんが驚愕しながら言ってきた
『…うん』
まじまじと近付いて見てくるもんだから、恥ずかしくなっちゃって目を逸らしながらも短く返事をした。
でもやっぱり薬の効果が出てきているのは嬉しい。
『ご馳走』と使った食器を洗ってからお風呂に向かった
髪と身体を先に洗ってから湯船に浸かった。温かいお湯が疲れた全身の身体を休ませてくれる
ヒロインに憧れて、変わろうって決めたあの瞬間からお風呂の時間が好きになった
今まで通りの私なら、1分でも早くお風呂を済ませて上がりたいって感じだったからそれには自分自身も驚いてる
シャンプーで洗った後5分間くらい置いて流すと髪にシャンプーのいい匂いが香る事も知ってからそれを続けてる
10分くらいお湯に浸かってからお風呂から上がった後は、ヘアオイルを少量毛先に付けてドライヤーで乾かした
少しずつだけど、私変われてる…?
傷んだ髪もサラサラで輝きを戻してきたし、荒れた肌も日に日に綺麗になってきたし、
ダイエットの効果が徐々に出始めているのか顔の肉も取れてきていて二重の線もぱっちりしてきてる
鏡を見ることが大嫌いだった自分。
今は鏡を見る度に、わくわくする
なんでもっと自分磨きを早くしてこなかったんだろう。
身体のだるさも感じなくなっている程、気持ちがいい方向へ切り替わっていたからか気分が良く眠りに付けた。