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ヒロインに憧れてるけど目立つのは嫌い【HQ】
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午後の授業が終わると3年生の階に行って清水さんを見つけると今日は部活に行けないという事を伝えた。
清水さんは行けないと言う私に対して何かあったのかと心配していたが、「そんな大した事じゃないので大丈夫です」と返すと「そっか」と安堵の笑みをもらした
清水さん、気付いてるだろうな
午後の授業の時から血で滲んだ汚い肌を見られたくなくて片手で隠してた。
それは今も同じで…
清水さんに、こんなの見せたくなくて話してる最中も横の髪を触るフリをしてニキビを隠してたから
清水さんは私が見られたくなくてこんな行動してる事に気付いたんだ
だから、何も頬の事には触れずにいつも通り接してくれたんだろう
さり気ない優しさ
私はどれだけ時間を掛けても、頑張っても清水さんみたいにはなれない
清水「明日、待ってるね。」
部活を休むと言っても、嫌な顔1つしなかった。
清水さんにはなれない
でもそれでいいと思った
私は私だ
変わろうと決意してから、相手と自分を比べて虚しくなるのも少しずつだけどなくなってきてる
清水さんの後姿を眺めながらふぅと気持ちを切り替えるように深呼吸をした。
***
急いで家に帰るとすぐにお母さんに相談した。
皮膚科に連れて行ってと言うと、私の肌を見たお母さんは「引っ掻いたの?痛かったやろ」とすぐに行く準備をしてくれた
久々に仕事が早く終わってゆっくりしたいだろうに…
自分の事よりいつも私を優先してくれる、そんなお母さん
良い親をもったなあとつくづく思った
皮膚科について診察をして薬局に行って薬を貰った。
飲み薬に塗り薬
飲み薬に関しては3食に2種類ずつ飲む事になっている
皮膚科の先生からは、結構副作用強めの薬だから眠くなったりフラフラしたり、少量の生理みたいな出血がある可能性があるって言われたけど治るなら全然頑張れる
夜、お風呂から上がったあと塗り薬を顔に塗っていると思わず顔を顰めちゃう程のヒリヒリとした痛みが顔に走ったけど、これも我慢した。
これも治すため
キツイのも痛いのも苦じゃないとまではハッキリ言えないけどその痛みから逃れるた為、すぐに眠りについた
朝目覚めると、昨日のような痛みは引いていて顔を洗うついでに肌の調子を確認するとデカかったニキビが一気に小さくなって引いてるのにビックリした
一夜だけでこの効果
皮膚科に行って良かった。