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ヒロインに憧れてるけど目立つのは嫌い【HQ】
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大嫌いな数学の授業は、教師と顔が合わないように下を向いて当てられることなく終わった。
影を薄くするのは得意
当てられた時は本当に心臓が持たなくなるから今日の私は幸運だったな
その代わりとなんだが、騒いでいた由佳達は「田口。ここの問題解いてみろ」と当てられてた
いつも当てられないから、どうせ今日も当てられないとでも思ってたんだろうな
結果的に由佳は答えられてなかった
その姿を見て私は他人事のように流した。
お昼休み
今日から私はダイエットをする為に食事制限をする事にした
机の上にあるのは水の入ったペットボトルとカロリーの少ない飲むゼリーだけ
いきなりいつも食べてる量の食事制限をするとお腹すくだろうなとは思っていたが、結構ゼリーはお腹に溜まって満腹感があった。
これを続ければ、体重は減らせそう
リバウンドが怖かったけど、その時はまた食べなかったらいい
その結論に至った。
このダイエットの仕方はあまりオススメされているわけではないが、私は運動するのがあまり好きではないからこの方法しか思いつかなかった
飲料ゼリーを全てお腹の中に入れるとゴミ箱に捨てに立ち上がった時、ふと頬が痒くなっていつも通りにかいた
『ぃっ、た』
すると、そのかいた場所に何かが出来ていたらしくそれを強く引っ掻いた為か思わず声が出てしまうほどの痛みが走った。
かいた爪を見ると血がついている
すぐ様私はティッシュを取り出して鏡で確認した。
教室の中であまり鏡とか使いたくないけど今私の頬で何が起こってるのか知る必要がある
鏡に写っているのは、ニキビであろうものが爪によって引っ掻かれたことで潰れて出血している自分の頬だった
気づかなかったけど、私って結構肌荒れてる。
ニキビも開ききった毛穴も放置して酷くなってるし
今まで野菜や果物もあんまり食べてこなかったからかもしれない
そう言えば今日お母さん、昼までだったよな…。
皮膚科に連れて行ってもらおう
自分で市販の薬買って塗るより絶対皮膚科に行って先生に診てもらった方が確実だ
という事で今日は部活をおやすみさせて貰おう。
皆には申し訳ないけど、私の他にマネージャー3人もいるし、私が居ないだけでなんら変わりはないだろう
そう決めた時、お昼休みの終了を知らせるチャイムが鳴り響いた。