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ヒロインに憧れてるけど目立つのは嫌い【HQ】
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次の日の朝になると、いつもより身体が軽かった
昨日はお肌の為にも9時〜10時くらいの時間に寝たら効果的だと書いてたからそれを実践した
1日だけでも疲れが取れたようでスッキリしている
これを毎日毎日積み重ねてしていくと、身体にもいいだろう
不思議と心は今日の天気と同じで晴れていて、通りすがったおばあさんにも気持ちよく挨拶が出来た
学校について教室に入るとやはり一人だったけど、一人行動をしているのは自分だけじゃないから
もう、あんまり気にしないようにした。
由佳や時枝達を意識しなくなれば、なーんにも怖くないし気にならない
そう自分に言い聞かせたおかげで授業の時は何も思わなくなった
気にしてるだけ私は損するし時間の無駄だったんだ。
騒がしい教室の中とは違って、私の頭の中は凄く静かだった
次の授業は数学か、
あー、やだなあ
数学一番苦手なんだよ
当てられた時なんか本当に軽くパニックになる
あがり症と赤面症は未だにどうこう出来ない
嫌々ながらも数学の授業の準備をする。
これ頑張ったら次はお昼休みだ
頑張ろう、そう意気込んだ
園田「橘さーん、ごめんけど、消しゴム予備の持ってない?」
シャーペンに芯を補充していると、園田くんがやって来た。
用件は消しゴムを貸して欲しいとの事
この前はノート忘れて、次は消しゴム忘れたのか…
別にさ、いいんだよ。
貸すくらい
鞄の内ポケットの中に新品消しゴムの予備が入ってるから
『持ってるよ』
私じゃなくて、他の子に借りたらどうかな?
もう席も離れた訳だし。
鞄の中から新品の消しゴムを取り出して彼に渡した
園田「わり、授業終わったら返すわ」
『別にいいよ。まだ予備もあるしそのままあげる』
園田「まじ?ありがとー」
用事が済むと園田くんはすぐに自分の席に消しゴムを置いた後教室から出ていく
出て数分後、隣のクラスから「おい田中!今日もいい頭してんなー」と園田くんの声がする
それに返して田中くんが言い返してるあたり、2人は普通に友達みたいな関係なんだろう
流石一軍男子
他のクラスにも友達なんてうじゃうじゃいるよな
授業が始まるまでの間、私は白い用紙に落書きをして時間を潰した。