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ヒロインに憧れてるけど目立つのは嫌い【HQ】
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ドリンクを作りに行こうと体育館から出ようとすると、部活が開始して10分後に由佳がやって来た
由佳「すみません!遅れてしまってっ…えと、あの、」
急いで来たのか呼吸が乱れていた
その顔は何かに焦ってるようだった。
言い訳でも考えているのか、先の言葉に詰まっている
澤村「ああ、事情は橘さんから聞いてる。お人好しなのはいい事だが、遅刻はよくないぞ。」
菅原「まあそうだけどさ 由佳、担任に雑用押し付けられたんだって?断ればいいのにー」
西谷「由佳は優しいから断れないんスよ!雑用押し付けた担任が悪いと思います!!」
由佳「えっ、?………ぁ、ああ、はい!気をつけます!」
なんの事を言ってるのかわかってない様子の由佳だったが、本当の理由を言おうとはしなかった
由佳がチラチラとこちらを見てきていたが、私は気付かないフリをしてドリンクを作りに向かった。
シャカシャカと上下に振ってドリンクを作っていると、人影が見えた
清水さんか、谷地さんかな
することが終わったから手伝いに来てくれたんだろう
そう思って顔をあげると、そこにいたのは予想外の人物だった
山口「あ、橘先輩、手伝いますよ!」
『…ありがと。』
山口くんとはあまり話したことないのに、なんで私なんかの所に来たんだろう
何か理由があったのかな。
『ごめんね、私が作るの遅かったから手伝わせちゃって』
人数分のドリンクをある程度作り終わって手伝ってくれた山口くんにお礼を言う
山口「いえ!谷地さんに何か手伝う事ないかって聞いた時に先輩が一人でドリンク作ってるからって言われたので」
『…。そっ、か、お陰で助かりました、ありがとね。』
ちょっとだけ期待した
私がいないことに気付いて、来てくれたんだと。
違うのに
谷地さんに言われたから、こちらに来ただけであって
本当は、山口くんはただ谷地さんのお手伝いをしたかったんだ
また、唇を噛んだ。
***
体育館に戻って、部員のみんなにドリンクとタオルを渡す
由佳「澤村先輩、タオルとドリンクどうぞ!」
澤村「ああ、ありがとう」
由佳「菅原さん!タオルとドリンクです!」
菅原「いつもありがとな!」
『……、、』
確実に私が渡す時と皆の反応が違う
菅原先輩だって笑顔で由佳の頭撫でたりして
他のマネ3人には明るい笑顔向けるくせに
私には、そんなことしてくれないくせに
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