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ヒロインに憧れてるけど目立つのは嫌い【HQ】
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午後の授業も終わって部活の時間になり、あんな事があっても私は由佳と部活に行こうとしていた。
でも私の目線の先には一軍女子に囲まれて月島くんの話をしている由佳だった
あの中に入っていくことが出来るわけもなく、一人で部室に向かった
マネージャー専用の部室でジャージに着替えているところでドアが開いて清水さんと谷地さんが入ってきた
清水「夢主ちゃん早いね。体調は良さそう?」
『はい、2日間も休んじゃってすみません!』
谷地「元気そうでよかったです!!」
朝練の時行ったけど、誰もいなくてたまたま通りかかった武田先生に今日は朝練は休みですよ!と言われたから朝会うことが出来なかったんだよね
2日間休んじゃったから、何か言われるだろうなって思ってたけど、どうやら考え過ぎだったらしい
着替え終わって3人で体育館に向かった。
いつでも始められるようにネットを張ったりモップがけしたりと準備していた
あっという間に、部員達は集まって部活が再開されようとしていた
谷地「田口さん、どうしちゃったんですかね…」
清水「いつもならもう来てるのに。何かあったのかな」
澤村「橘さん、田口と同じクラスだったよな?」
『あ、はい。』
そう。
由佳が来ていないのだ
由佳はしっかりしてるから、時間もちゃんと守る子だし授業もサボった事なんてない
日頃からすることはしっかりしてるから、部活の時間になってもやって来ない由佳の事が心配になったんだろう
でもそれは、その時の由佳だよ。
みんなは知らないと思う
由佳が変わり始めてる事なんて
一年生の時から今まで一緒にいたから私には分かるんだよ
少しずつ、私に対して対応が変わってきてるのが。
由佳の目、だんだんと
一軍女子みたいな目付きになっていってるんだ
田中「なんも聞いてねぇーのか?」
だけど
私は、自分で言うのはおかしいけどそこまで酷い人間じゃないからさ
心中では物凄く口悪いけど。
それは自覚してるつもり
だからといって、それを直接口にする訳では無い
『担任に雑用押し付けられて断ること無く引き受けてました。由佳、優しいから』
西谷「おお、そうなのか!由佳は優しいからな!」
私の嘘で、由佳の事について盛り上がる部員の皆。
私はソレを真顔で見つめた
由佳は、クラスメイトの人達とぺちゃくちゃ話してましたよ
それはそれは楽しそうに
私しか知らない
本当の事実。