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ヒロインに憧れてるけど目立つのは嫌い【HQ】
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ピピッと体温計の音が鳴り、恐る恐る見ると37.3℃
1日休んだから次の日の朝には熱は下がってるだろうと思ったのに、微熱だ
元々体温が低い私からしたら37℃でもきつい方に入るのだ
小さい頃から免疫力なかったからな
毎年インフルエンザにもなってた
予防接種をしても、その多少の菌に身体が耐えきれなくて結局インフルエンザにかかった程だ
母親「どっちみち今日も休ませようと思ってたからお母さんもう学校には電話しといたよ。」
もう電話したの?
早いな
ってかどうしよう
2日間休んだだけで結構授業とかも進んじゃうし
分からないまま、授業が進んで当てられた時答えられないんだけど…
皆は先に授業で使うプリントを配られてるけど、休んでた私には配られて無い場合、
後々、授業始まった時に立って皆の前にある教卓に行ってプリント貰ってないですって言いに行くの嫌すぎる
欠席してても机の引き出しの中に入れといてくれよってなる
あ、自分の世界から戻ってきたらいつの間にかお母さんいなかった
仕事に行ったんだろうな
小腹が空いて1階に下りると、今日はお弁当は作っていなかった
本当に休ませる気でいたらしい
その代わりに小さな鍋が置かれていて蓋を開けると卵入りのお粥だった
卵がゆだ、やったと少しだけ気分が上がった。
食べたあとは、特に何もすることもないので自分の部屋に戻ってボケーッとしているとあっという間に15時
いつもの癖でラインを開いて気づく。
由佳に連絡するの忘れてた
由佳からは大丈夫?と文字が書かれた可愛らしいウサギのスタンプが送られてきていた
[身体もだいぶ軽くなってきたし明日には行けそう!]
それだけ返してスマホを閉じた
明日は熱も治まって学校に行けるだろう
今から学校に行けと言われてるわけじゃないのに明日の事を考えると、緊張して顔が強ばる
家にいるのになんで緊張なんてしなくちゃいけないんだ。
家にいる時は、学校の事なんて考えたくない
私はひとつの恋愛小説を手に取って、気分を紛らわすかのように読み始めた。