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ヒロインに憧れてるけど目立つのは嫌い【HQ】
夢主設定
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朝、目が覚めると時計を見て慌てる。
やばい、朝練の時間とっくに過ぎてる
急がなきゃ、急いで準備しなきゃ
そう思って身体を起こそうにもだるくて動きずらい
感じる高い体温、呼吸のしにくさ、ガンガンと何かで叩かれているような頭の痛み
『あー、最悪だ』
昨日帰ってきて、シャワーも浴びなかったし下着のまま寝ちゃったから
これは風邪ひいちゃったな
熱を測ると38.2℃
なかなか高い
母親「夢主ー?起きないと学校よー!」
いつもは準備を終えてリビングに行くから、家を出る時間になっても部屋から出てこない私を起こしにお母さんが入ってきた
母親「どしたの?学校行かないの?」
『今日、行きたくない』
何か言いかけたお母さんだったが、私の紅く染った頬と持っていた体温計を見て察したみたいだった
母親「学校に電話しとくから、今日は大人しくしてなさいよ。薬も置いとくから。
お母さんもう時間ないから行くけど何かあったら電話出来るでしょ?」
声を出すのが辛かったのでコクコクと首だけ動かした
行きたくないって言った本当の理由はお母さんは気づかないんだろうなあ
心配かけたくないから、学校で上手くいってないなんて言えない
考えたくないから寝よう
あ、その前に由佳に連絡しとこう
[ごめん、風邪ひいちゃって今日は休む]
それだけ打って再び眠りについた。
***
どのくらい寝てただろう
時計を見るとP.M13:00
今頃学校ではお昼休みくらいかな
由佳、一人になったら誰とお昼ご飯食べるんだろう
最近仲良くなりつつある、うるさいアイツらかな…
そう言えば、返信来てるかも。
[え、大丈夫!?昨日雨降ってたもんね。部員の皆には私から伝えとく!お大事に]
スタンプと一緒に送られてきていた
早く治して明日には学校に行こう
そう思ったらお母さんが用意してくれてる鎮痛剤の薬飲んどこうかな
何時間か寝ていたからか、先程よりかは身体が軽かった
本当に若干だけど。
部屋着に着替えてリビングに行くとお弁当もあった
今日も私のために朝早くから起きてお弁当作ってくれたのに休むことになってしまって申し訳ない
一気には食べれなかったけど時間をあけてゆっくり食べた。
その後に薬もちゃんと飲んで。
動けるうちにお風呂に入っとこうと思って身体を温めた
明日には熱下がるといいな
──ずっと、熱なんて下がんなくていいのに。