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ヒロインに憧れてるけど目立つのは嫌い【HQ】
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家に帰ったと思ったら、すぐに時間は過ぎた。
家だけが唯一心の休まる場所なのに、瞼を閉じて意識が無くなって次に目を開けるともう朝になるんだ
学校につくと今日も由佳に挨拶して1限目の授業が始まるまで話していた。
この日常も変わらない
これからも変わらない
―――はずだった。
今日は何かが違った
しょうもない話を2人でして笑う
何気ないこの時間が楽しかったりする
「ねぇねえ〜、昨日由佳ちゃん1年の月島くんと帰ってたよね?」
私達の間に割って入ってきた声によってその時間は終わった
由佳の机の前に立っていたのは、私の嫌いな人物時枝優菜だった。
由佳「う、うん」
優菜「やっぱり!?あの1年イケメンよなー、それを捕まえるとかすご過ぎな!」
由佳「まだ、捕まえたって訳じゃ…ないけど」
優菜「って事はこれからその予定的な?えー!めっちゃいいじゃん!!」
私を無視して話し始める2人
いきなり会話を遮ってなんなのこいつ。
何度考え直してみても私は時枝が嫌い、大嫌いだ
私たちに近付いてくんな。
私ってよりかは由佳にだけど、
無意識に人の嫌がることしてるのわかんないの?
ほんと自己中だね。
優菜「ちょっとトイレ行こーや」
『…………。』
由佳の返事も聞かずに手を引いて3、4人で教室を出ていった。
はいはい、女子ってトイレに集団でいく事あるよね
一人でトイレに行けないの?
お子ちゃま過ぎだろ。
腹立つ
思わず舌打ちしそうになった
『はあー…』
直接本人に言えるほど強かったらな
私心の中ではいくらでも言えるけど、実際口に出して言っちゃうとその後に相手から倍に返ってきた時に言い返せないからダメなんだよな
授業が始まる前に五月蝿い笑い声を上げながら戻ってきたソイツら。
さっきまで由佳"ちゃん"だったのにもう由佳なんて呼び捨てにして
ウザイったらありゃしない
こんなヤツと席が近いのもまた地獄
授業もまともに受けれない
周りの事を考えきれない時枝を中心に騒ぎ出すから
何もかも嫌になる
ストレスが溜まる一方だよ
教室でも、部活でも。
学校の門をくぐった瞬間から、もう息しずらくなるの、どうにかしてもらっていいですか?
過ごしやすい環境をつくってくれないですか?ねぇ先生
なんのための教師だよ
どこにもぶつける事が出来なくなった怒りは教師にも向くようになった。
もの凄くこの場から消え去りたい