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ヒロインに憧れてるけど目立つのは嫌い【HQ】
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ドリンクはスポーツドリンク用の粉末を入れて混ぜるだけなんだ。
簡単そうに見えてこれが難しかったりする
ただ、粉と水を入れての単純作業だが清水さんは個人個人味の濃さと薄さを変えているらしい
中身はどれも一緒だと思ってたけど、見えないところでそんな手間のかかる事をしてたのか。
またこれも、ここまで来るのに時間かかっただろうな
一人一人、味の濃さ聞いて調整していったんだろう
マネージャーって凄いんだな
ドリンクを作り終えて、今度は私が籠に入ったドリンクを持つと清水さんは残りのドリンクを手に持った。
重たくて数の多い方を持つ
これは、私の癖なのか、相手に対してなのかは分からない。
けどなんか、仕事してるなって思える
でも昔から、他人より先に前を歩くのは苦手。自然に後ろを歩くように清水さんが歩き出した後に一歩前に出した
体育館に戻り、ちょうど休憩に入った部員の人達にタオルとドリンクを渡した。
皆初対面だったから声をかけるのは無理だったけど、「ありがとう」とお礼を言われると心が満たされた
初めて作ったドリンクを部員の人達が飲んでる。
清水さんに丁寧に教えて貰いながら作ったから不味くはないと思うけど、気にしてしまった
何も言われなかったから、特に問題はなかったみたいだ
清水「今日はどうだった?マネージャーの仕事」
『良かったです。マネージャー、したいと思いました』
部活が終盤の時間になり、片付け始めた頃、清水さんが声をかけてくれた
もっと愛想よく笑って言えないもんかね私。
清水「それはよかった!入部、待ってるね。今日はお疲れ様」
『ありがとうございました』
ある程度片付け終わり、あとはモップがけだと思っていたら残りは清水さんがするから先に帰っていいとの事
あんまり遅くなると暗くなっちゃうし今日は見学だから、だそう。
その言葉に甘える事にした
こんな時間に下校するのは初めてだ。
よく女の子だから危ないよ、なんて言われる事あったけど実際その危ない場面に立ち寄ったことは無い
読んでた小説の中のヒロインは帰りにストーカーに追われて走って帰るって事あったけど、私ヒロインじゃないしな。
可愛かったら、ヒロインになれたのかな…
ヒロインだったら人見知りでも関係なく、何でも周りから寄って来るんだろうか