止まり木はいずこ?
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、、、こうして夜遅くまで話しをして分かったことをまとめる。
私に五日紋がついてることから、狙いは私だけで五日を過ぎれば諦めてくれること。
この神社から1歩でも出れば私の居場所がわかってしまうこと。
日が経つにつれ追いかけるスピードがどんどん早くなり、紋が痛み始めること。
そして、ここ眼鏡塚で眼鏡をかけると人ならざるものが見えやすくなること。
私は眼鏡をかけているが、なくても見えやすいし憑かれやすい体質なこと。
影は怨霊の寄せ集めのようなものであること。
力が強いものは、美味いこと。
さらになんと実は、、、彼は、、、神様だということ。
昼間彼に鍵を届けた時、彼には神様の時と人間の時があるらしいが神様の時なのに自分のことが見えたから私の力が強いことが分かったと。
、、、声をかけたらびっくりしていたのは、誰も自分が見えないだろうと油断していたからだそうだ。
、、、私だったら鼻歌でも爆音で歌って痴態を晒すだろうな。
ちなみに人間時はさすがに普通の洋服らしい、、、
そして、、、、、神様である彼と、”仮契約”をすれば外に出ても彼の匂いに紛れてアレに捕まらないこと。
なおかつ、、、”仮契約”によって”紋弾き”が出来るかもしれないこと。
『、、、仮契約って、、、?それに紋弾き、、、』
「、、、仮契約は本来、神の嫁に迎えるものを見極めるために、、、
、、、言わば、相性を確かめるために、付き合う期間を設ける意味のものだ。
本契約程ではないが神の嫁としての力が、おおよそ本契約時の3分の1程使える。
契約すると神の力も契約相手の能力によって強くも弱くもなる。
、、、しかし仮契約であろうと心の結び付きが強ければ、心の結び付きが弱くとも能力が強い本契約より、強くなることがあるらしい。」
「、、、君は元々の能力が強いから、俺の力がより強くなり、、、もし、心の結び付きが強くなれば、、、、、、紋弾き。つまり、五日紋を跳ね返せるかもしれない。」
『、、、っ!』
そんな、夢のような話があって良いのだろうか。
(こんな状況じゃなきゃ、ほとんど和服美人とお付き合い(仮)が出来てしまってるようなものだぞ?しかも呪いを跳ね返せるかも?
、、、やばいな、、、神様すご。さっきの神社凄かったんかな?やっぱり十円玉がよかったんかな?)
、、、でも、、、、、、
『、、、あの、、、』
「ん?なんだ?」
『、、、仮に、跳ね返せる程になれたとして、契約は結局解除しますよね?それにほかに何か谷さんにペナルティは、、、』
(それで谷さんに何かあったらやだし、、、)
「あー、、、ぺ、ぺなるぴー?とは?」
『、、、うっ、神様尊い、、、』
思わず机に伏せる。
「!?どうした!紋が痛むか!?」
『、、、す、すみません、、、取り乱しました。紋は痛くないです。
えっと、、、ペナルティとは、あなたが損をしないか、ということです。』
「そ、そうか、、、
、、、損か、特にこちらにはないが?だが、紋弾きをされたあちらは傷を負うだろうな」
『、、、傷、、、?』
「、、、30年で治れば早いほうか、、、」
『、、、!?、、、、、、。』
あの影は私を怖がらせてきた。友人も危なかった。でも、、、
「、、、可哀想か?」
『、、、、、、、、、いいえ、、、。30年後、また誰か襲われたりするんじゃないかと、、、』
「、、、大丈夫だ。本来はめったに人里には降りん。
森の深部に居るはずだが、、、話を聞くに、どうやらたまたま食べるものがなく出てきた時に君と出会って、、ということだろう。」
『そうでしたか、、、』
「ああ。」
『30年、、、。、、、谷さんは、長く生きているんですか、、、?』
「、、、いや俺は、、、ふ、忘れてしまったよ。」
『、、、そう、ですか、、、』
(1000年とかかな、、、?
やば、、、すご、、、、、、、、、とにかくこれからどうしよう、、、
明日も仕事、、、、、うわぁぁぁ!適当な言い訳思いつかん!)
「、、、、、、、、契約、、、する、、か、、、?」
『、、、、、、っ大変っありがたいですが、、、仕事がありますし、、、家族も心配するんで帰らないと、、、』
「、、、、、、、、、ゆうきゅう、と言うのは使えないのか?」
『、、、えっ?』
(今、神様が有給とか言った?)
「、、、働くものは、ゆ、ゆうきゅう?という休みがつかえると、以前街を見に行った時聞いたことがある、、、使えないのか?」
『、、、使えますけど、、、いやでも仮契約したら五日間ここにいることになるんですよね?色々お手伝いさせていただいたりしてもさすがに申し訳ないですし、、、』
「だが契約もせずここから出ても、駅に着く前に、、、食われるぞ」
『、、、契約したら?』
「、、、しても、始めは俺が近くにいないとダメだ。
最短であれば、3日目辺りから結び付きが強くなるはずだ。
そうすれば遠くからでも守れるだろう。」
『、、、有給、、、』
「ダメか、、、?」
『、、、命には、、、変えられないですよね、、、、、、でも会社にはどう説明したものか、、、』
「、、、とにかく今日はもう遅い。夕餉にしよう。」
『、、、はい、、、、、、あっ、お母さん、、、』
「、、、母と暮らしているのか?」
『ええ、今連絡しちゃいます。』
『、、、あ、もしもし?お母さん?
ちょっと厄介なことに巻き込まれてさ、、、、、、』
(、、、、、、、、、腹をくくろう。)
『、、、五日くらい。ちょっと帰れそうにない。』
息を飲む音が、後ろから聞こえてきた。
強行突破した母への説明も終わり、少し遅い夕飯の用意を手伝い美味しくいただいた。
なんでも元人間だったらしく、たまには食べたくなって神様用のお金と現世用のお金を換金してたまに買い物したりするらしい。
(、、、現代っ子に薄味はきついかと思ったけど、素材の味がしっかり生かされて料亭かと思うほど美味しかった、、、お母さんへの説得と追いかけられた疲れが癒される、、、涙がちょちょぎれるぜ、、、)
よく手入れの行き届いた一室を用意してもらい、布団を敷く。
なんでも掃除が好きらしく、すぐ使える部屋があるのは本当に助かった。
もう夜も遅いし、今から掃除となるとしんどい、、、、
布団に寝転がるとすぐに眠気がやってきて、私の意識は闇に溶けた。
こんなにすぐ眠れるなんて。
あんなに恐ろしいものに追われていたのに。
不思議と不安がなかった。
「ふふ、なぜだろうね?」
