止まり木はいずこ?
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、、、、、、出れた!!!
はぁ、はぁ、はぁ、、、
はあー。
「きゃー怖かったね」
「いや狛犬可愛かったっしょ」
「まじ?」
「転ばなくてよかったね~」
そうみんなが話す。
まだ、振り返りたくない。
『ほらー早くお店行こー!』
また、先導する。
、、、後ろを振り向きたくない。
お願い。誰も減っていないで。
、、、近道を調べ、最初に通ってきたルートではなく私が調べたルートを行く。
『こっちが近道みたいだね』
「へー、ちょっと狭いね」
「暗いわー」
「まーでも日が落ちないうちでよかったよね。」
「でも狛犬のとこ出てから結構経ってるよね?」
『うーん』
、、、すすむ。
ふと、右手に神社が見えてくる、、、
『、、、ねぇ!みんな!』
「?なーに」
「どした?」
『ここよってかない?てかよろうよー、ほんとに祟りとかあったら怖いじゃん?それになんか綺麗!!』
神社を指さし、早足で進む。
はやく、、、はやく、、、、、、
はやく!!!
少し階段をのぼり、
鳥居をくぐり、
みんなを振り返る。
みんなのすぐうしろにいる。
ひぇっ、、、
悲鳴が出そうになるのをこらえ、笑顔で手招きする。
みんなが登りきり、鳥居をくぐる。
最後の一人に着いてくるように影が近付く。
その子を迎えにいき、腕を組む。
一緒に小走りで駆け上がる。
「ちょっ、疲れてるからそんなに引っ張らないでよ~」
『ごめんごめん、お手伝いよ☆』
登り切り、後ろを振り返る。
、、、あいつは鳥居をくぐれないようだ。
安心してついに、泣き出してしまった。
「えっ!?」
「どうしたの!?」
「優子ちゃん!!??」
『、、、ごめん、怖くて、、、神社にくると、なんか安心して、、、ごめん』
「大丈夫ー?」
「落ち着いて、、、」
"だぃじょヴぶ?"
、、、うそ、、、、、、喋った、、、、?
震えが止まらない。
こわい、怖い。
『、、、私は大丈夫だからみんなお祈りしてきなよ』
「そんな、ほっとけないよ!」
『大丈夫大丈夫。狛犬のとこで護ってくれてありがとってさ、挨拶いってきぃ』
「、、、大丈夫って言ってる人ほど大丈夫じゃないって言うよね」
「うんうん、特に優子ちゃんそういうとこあるし」
『そんな、、、大袈裟だよ、、、』
止めなきゃ、、、止まれ、、、止まれ、、、!!
"ねェ、ダィじょヴぶ?"
私は何も聞いてない!
《、、、”ありがとう”》
、、、、、、ああ、耳から離れてくれなくて、よかった。
『、、、ごめん、もう大丈夫。
ほんとに大丈夫。”ありがとう”』
昼間の彼を思い出す。
《”ありがとう”》
(ふ、、、大丈夫。)
ニコリと笑い、立ち上がる。
「ほんとに?」
「無理しちゃダメだよ?」
『ほんとほんと。昼間のイケメン思い出したら止まった』
「あー、お昼ご飯の時話してた人?」
『そーそー』
「推しは活力」
『わかる』
「、、、大丈夫?」
『、、、うん!神様にお礼して、お店行こ!』
(、、、大丈夫。お祈りして消えてなくても、大丈夫。)
大きな木が立ち並ぶ境内を進み、本堂の前へ。
そうして私たちはがらがらと大きな鈴を鳴らした後、五円玉を投げてお祈りした。
、、、私だけ、たまたま五円玉がなかったので十円玉を投げた。
あの影から`遠縁´になれるように祈って。
、、、振り返る。
鳥居にはまだ影がいた。
、、、ダメか、、、やっぱり五円玉じゃないからかな、、、
みんなが出口に進んでゆく。
(、、、、、、、、、いや、、、)
(、、、、、、いや!!
みんなに触れないで、、、!!!)
ダッ
私は走る。アレに向かって、走ってゆく。
「、、、!?えっ優子ちゃん!?」
「どうしたの!?」
あいつに触れられる前に、横を通り過ぎる。
こちらに手を伸ばしてきたが、階段の端の落ちるギリギリを走ったこと、影の動きが遅かったことが幸いした。
、、、フェイントをかけて最初反対の端側に向かって走ってよかった、、、
、、、でも、フェイントにかかるってことは、、、ある程度の`知能´があるって事だよね。
そこまで考えてぞっとする。
振り返り、まだ神社で棒立ちしているみんなに声をかける。
あいつは私を追ってくる。
、、、ゆっくり、ゆっくりと。
『、、、みんな!そこから5分くらいは動かないで!!
5分たったらまっすぐ駅に向かって!!!急いで帰って!!!!私もあとから追うから!!!!』
「ええ!!??」
「どうしたの!?」
口々に言う皆を残し、走る。
はぁ、はぁ、はぁ、
走る
時々、振り返る。
結構足が遅い。
全力で走ると、どんどん置いていくほど。
でも私の目的は置いていくことじゃない。みんなから引き離すこと。
(、、、私1人だけ追うのか、、、それとも私が何かして狙われたか、、、元々私だけ狙われているのか、、、なんで、、私だけ、、、、、、なんで、、、!!)
また涙目になる。
でも、ちょっぴり。ほんとにちょっぴりだけ、安心した。
他のみんなに見えなくてよかった。”あんなの”。
みんなが狙われなくて、よかった。
そう少ししか思えないくらい余裕がなかった。それほど恐ろしかった。
(、、、リアルSANチェックなんて思えるほど、まだ余裕はあるみたいだ。)
自嘲的な笑みを浮かべながら走る。
、、、まっすぐ走ってきたが、突き当たりの分かれ道に来てしまった。
(、、、このまま道がわからないまま走ると危ないな、、、曲がり終わったら地図を開こう。確か右側に行けば駅と反対だよな、、、)
角を右に曲がる。
ドンッ
『おわっ!!!!』
「、、、っ!!!」
後ろに転びそうになった私を誰かが肩を掴み、助けてくれる。
『あ、あわ、ありがとうございます!!すみません!!』
それだけ言い残し、走ろうとする。
(多分、大丈夫だよね、、、?この人巻き込まれたりしないよね?)
そんなことを考えながら進もうとするが、掴んだ肩を離してくれない。
『、、、え?あ、あの?』
そうして初めて、ぶつかった人をしっかりとみた。
、、、昼の、和服美人だった。
「あなたは、、、、、昼間、鍵を拾ってくれた、
、、、焦っているようですが、大丈夫ですか?」
『え、、、ええ、、、大丈夫です。
ありがとうございました。
そ、それじゃぁ急いでるんで。』
、、、離してくれない。
むしろしっかり肩をつかんでくる。
『、、、あ、あの』
「追われてるんですね?アレに。」
『っ!?、、、見えているんですか、、、?』
彼ははっきりと、遠くから近づいてくる私の後ろの影を見て言った。
「、、、ええ。、、、こちらへ。」
そう言って私の手を取り、早歩きをする。
『えっ、えっ!、あ、あの!』
「大丈夫。アレに見つからない場所があります。
まずはそこへ行きましょう。詳しい話は、そこで。」
『、、、』
、、、今、頼るものが何も無い私はつい甘えてしまった。
名も知らぬ、赤の他人。しかも、何かを知っているよう。
こんな状況では、頼らざるを得なかった。
『、、、、、、ありがとう、、ございます』
後ろは、もう振り返らなかった。
「つかまえた」
はぁ、はぁ、はぁ、、、
はあー。
「きゃー怖かったね」
「いや狛犬可愛かったっしょ」
「まじ?」
「転ばなくてよかったね~」
そうみんなが話す。
まだ、振り返りたくない。
『ほらー早くお店行こー!』
また、先導する。
、、、後ろを振り向きたくない。
お願い。誰も減っていないで。
、、、近道を調べ、最初に通ってきたルートではなく私が調べたルートを行く。
『こっちが近道みたいだね』
「へー、ちょっと狭いね」
「暗いわー」
「まーでも日が落ちないうちでよかったよね。」
「でも狛犬のとこ出てから結構経ってるよね?」
『うーん』
、、、すすむ。
ふと、右手に神社が見えてくる、、、
『、、、ねぇ!みんな!』
「?なーに」
「どした?」
『ここよってかない?てかよろうよー、ほんとに祟りとかあったら怖いじゃん?それになんか綺麗!!』
神社を指さし、早足で進む。
はやく、、、はやく、、、、、、
はやく!!!
少し階段をのぼり、
鳥居をくぐり、
みんなを振り返る。
みんなのすぐうしろにいる。
ひぇっ、、、
悲鳴が出そうになるのをこらえ、笑顔で手招きする。
みんなが登りきり、鳥居をくぐる。
最後の一人に着いてくるように影が近付く。
その子を迎えにいき、腕を組む。
一緒に小走りで駆け上がる。
「ちょっ、疲れてるからそんなに引っ張らないでよ~」
『ごめんごめん、お手伝いよ☆』
登り切り、後ろを振り返る。
、、、あいつは鳥居をくぐれないようだ。
安心してついに、泣き出してしまった。
「えっ!?」
「どうしたの!?」
「優子ちゃん!!??」
『、、、ごめん、怖くて、、、神社にくると、なんか安心して、、、ごめん』
「大丈夫ー?」
「落ち着いて、、、」
"だぃじょヴぶ?"
、、、うそ、、、、、、喋った、、、、?
震えが止まらない。
こわい、怖い。
『、、、私は大丈夫だからみんなお祈りしてきなよ』
「そんな、ほっとけないよ!」
『大丈夫大丈夫。狛犬のとこで護ってくれてありがとってさ、挨拶いってきぃ』
「、、、大丈夫って言ってる人ほど大丈夫じゃないって言うよね」
「うんうん、特に優子ちゃんそういうとこあるし」
『そんな、、、大袈裟だよ、、、』
止めなきゃ、、、止まれ、、、止まれ、、、!!
"ねェ、ダィじょヴぶ?"
私は何も聞いてない!
《、、、”ありがとう”》
、、、、、、ああ、耳から離れてくれなくて、よかった。
『、、、ごめん、もう大丈夫。
ほんとに大丈夫。”ありがとう”』
昼間の彼を思い出す。
《”ありがとう”》
(ふ、、、大丈夫。)
ニコリと笑い、立ち上がる。
「ほんとに?」
「無理しちゃダメだよ?」
『ほんとほんと。昼間のイケメン思い出したら止まった』
「あー、お昼ご飯の時話してた人?」
『そーそー』
「推しは活力」
『わかる』
「、、、大丈夫?」
『、、、うん!神様にお礼して、お店行こ!』
(、、、大丈夫。お祈りして消えてなくても、大丈夫。)
大きな木が立ち並ぶ境内を進み、本堂の前へ。
そうして私たちはがらがらと大きな鈴を鳴らした後、五円玉を投げてお祈りした。
、、、私だけ、たまたま五円玉がなかったので十円玉を投げた。
あの影から`遠縁´になれるように祈って。
、、、振り返る。
鳥居にはまだ影がいた。
、、、ダメか、、、やっぱり五円玉じゃないからかな、、、
みんなが出口に進んでゆく。
(、、、、、、、、、いや、、、)
(、、、、、、いや!!
みんなに触れないで、、、!!!)
ダッ
私は走る。アレに向かって、走ってゆく。
「、、、!?えっ優子ちゃん!?」
「どうしたの!?」
あいつに触れられる前に、横を通り過ぎる。
こちらに手を伸ばしてきたが、階段の端の落ちるギリギリを走ったこと、影の動きが遅かったことが幸いした。
、、、フェイントをかけて最初反対の端側に向かって走ってよかった、、、
、、、でも、フェイントにかかるってことは、、、ある程度の`知能´があるって事だよね。
そこまで考えてぞっとする。
振り返り、まだ神社で棒立ちしているみんなに声をかける。
あいつは私を追ってくる。
、、、ゆっくり、ゆっくりと。
『、、、みんな!そこから5分くらいは動かないで!!
5分たったらまっすぐ駅に向かって!!!急いで帰って!!!!私もあとから追うから!!!!』
「ええ!!??」
「どうしたの!?」
口々に言う皆を残し、走る。
はぁ、はぁ、はぁ、
走る
時々、振り返る。
結構足が遅い。
全力で走ると、どんどん置いていくほど。
でも私の目的は置いていくことじゃない。みんなから引き離すこと。
(、、、私1人だけ追うのか、、、それとも私が何かして狙われたか、、、元々私だけ狙われているのか、、、なんで、、私だけ、、、、、、なんで、、、!!)
また涙目になる。
でも、ちょっぴり。ほんとにちょっぴりだけ、安心した。
他のみんなに見えなくてよかった。”あんなの”。
みんなが狙われなくて、よかった。
そう少ししか思えないくらい余裕がなかった。それほど恐ろしかった。
(、、、リアルSANチェックなんて思えるほど、まだ余裕はあるみたいだ。)
自嘲的な笑みを浮かべながら走る。
、、、まっすぐ走ってきたが、突き当たりの分かれ道に来てしまった。
(、、、このまま道がわからないまま走ると危ないな、、、曲がり終わったら地図を開こう。確か右側に行けば駅と反対だよな、、、)
角を右に曲がる。
ドンッ
『おわっ!!!!』
「、、、っ!!!」
後ろに転びそうになった私を誰かが肩を掴み、助けてくれる。
『あ、あわ、ありがとうございます!!すみません!!』
それだけ言い残し、走ろうとする。
(多分、大丈夫だよね、、、?この人巻き込まれたりしないよね?)
そんなことを考えながら進もうとするが、掴んだ肩を離してくれない。
『、、、え?あ、あの?』
そうして初めて、ぶつかった人をしっかりとみた。
、、、昼の、和服美人だった。
「あなたは、、、、、昼間、鍵を拾ってくれた、
、、、焦っているようですが、大丈夫ですか?」
『え、、、ええ、、、大丈夫です。
ありがとうございました。
そ、それじゃぁ急いでるんで。』
、、、離してくれない。
むしろしっかり肩をつかんでくる。
『、、、あ、あの』
「追われてるんですね?アレに。」
『っ!?、、、見えているんですか、、、?』
彼ははっきりと、遠くから近づいてくる私の後ろの影を見て言った。
「、、、ええ。、、、こちらへ。」
そう言って私の手を取り、早歩きをする。
『えっ、えっ!、あ、あの!』
「大丈夫。アレに見つからない場所があります。
まずはそこへ行きましょう。詳しい話は、そこで。」
『、、、』
、、、今、頼るものが何も無い私はつい甘えてしまった。
名も知らぬ、赤の他人。しかも、何かを知っているよう。
こんな状況では、頼らざるを得なかった。
『、、、、、、ありがとう、、ございます』
後ろは、もう振り返らなかった。
「つかまえた」
