ある休日、手紙。
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夕食の時までハイテンションだった彼女を思い出し苦笑する。
そんなふうに歩いていたら、目の前にはもうクィレル先生の研究室の扉が。
緊張しないために考え事をしながら来たのは良いものの、結局緊張してしまう。
深呼吸する。
薄く香る彼の匂い。
彼を意識してしまって、逆効果になってしまったが、どうしようもないと割り切り、また深呼吸をしてからノックしようと思ったら、
ガチャ
「と、扉の前に立っているままだと、さ、寒いでしょう?な、中へ、おお入りなさい」
思わず固まってしまう。
不審に思われたようで
「Missセレスティア?」
と、声をかけられる。
『あ、ああ、すみません。ありがとうございます。』
やっと我に返り、中へ入る。
「大丈夫ですか?びっくりさせてしまったようですね、、、ですが、寒いと思って、、、」
と、紅茶とコーヒーどちらが良いですか?と聞かれた。
『紅茶で、、、あ、ストレートで大丈夫です。』
無下にするのもどうかと思うし、何よりもクィレル先生に入れてもらうなんて、これから先中々ないだろう。そんなことを考えながら素直に頼む。
紅茶の香りが部屋中に広がる。
クルクルと回る茶葉をボーッと見ていると、声をかけられる。
「Missセレスティア」
『は、はい!』
思わず大きめの声を出してしまったが、クィレル先生は特に気にすることなく続ける。
「最近、手紙を受け取りませんでしたか」
やっぱり、という思いが強かった。
と、同時に、まさかとも思った。だって、それでは先生が私のことを、、、
「もうまわりくどいことはやめます。
、、、不気味にも思いましたでしょう。申し訳ない。」
『い、いえ、クィレル先生が謝るような事じゃ、、、』
「セレスティア」
『は、はい!』
これじゃいつもと逆だ、と、不意に違和感を感じた。先生、どもってない、、、?
「ずっと前から、あなたが、好きです。」
そう言った先生の頬や耳は、ほんのり赤みがかっていた。
同時に、少し青ざめているようにも見えた。
『、、、先生』
「は、はい」
やっぱり少し青ざめている。
『もしかして、具合悪いんですか?』
「え?、、、え?ええ?」
少々焦ったように言う先生の顔色は、やはりあまり良いとは言えない。
『気持ちは嬉しいですし、もちろん、はい!喜んで!と言わせていただきますが、具合が悪いなら休まないと!』
そう言って先生を休ませようとすると、
「ま、待って下さい!体調は特に悪くありません!」
『え?でも、顔色が、、、』
そう言って先生の顔を見ると、青ざめているどころか真っ赤っかだった。
『今度は熱ですか!』
「ち、違います!」
あー、とか、うー、とかしどろもどろな先生を、じっと見つめると
「断られるかと思っていたんです。」
『、、、はい?こ、断る?』
こくりと頷く。
『、、、私が先生の好意を?』
また、頷く。
『それで顔色が悪くなったり、赤くなったり?』
「、、、そうです。」
『、、、、、、』
「、、、、、、」
『、、、ふ』
「?」
『ふ、あはは』
「!?な、なぜ笑って、、、」
『だ、だって、ふ、なんか、おかしくて、あはは』
「、、、ふ」
そう微笑んだ先生の表情にみとれて、思わず笑いが止まる。
「ふふ、、、それじゃあ」
『?』
「両想い、ということで良いのでしょうか?」
『っ!』
思わず顔を赤らめてしまう。
そうだった。先生が心配すぎて何を言うかよく考えずに言ってしまった。
「、、、違うんですか?」
そんな不安そうに見つめないで。
『違くありません。、、、先生が、クィレル先生が私は好きです。』
「、、、!私も、、、私もセレスティアが好きです。」
やっと伝わった想い。
願わくばどうかこのままで。
「、、、あ、」
『?』
「紅茶、冷めてしまいました」
『あ』
『「ふ、あはは」』
二人、笑い合う。
そうそう。
あの時の手紙はまだ大切にしまってある。
そんなふうに歩いていたら、目の前にはもうクィレル先生の研究室の扉が。
緊張しないために考え事をしながら来たのは良いものの、結局緊張してしまう。
深呼吸する。
薄く香る彼の匂い。
彼を意識してしまって、逆効果になってしまったが、どうしようもないと割り切り、また深呼吸をしてからノックしようと思ったら、
ガチャ
「と、扉の前に立っているままだと、さ、寒いでしょう?な、中へ、おお入りなさい」
思わず固まってしまう。
不審に思われたようで
「Missセレスティア?」
と、声をかけられる。
『あ、ああ、すみません。ありがとうございます。』
やっと我に返り、中へ入る。
「大丈夫ですか?びっくりさせてしまったようですね、、、ですが、寒いと思って、、、」
と、紅茶とコーヒーどちらが良いですか?と聞かれた。
『紅茶で、、、あ、ストレートで大丈夫です。』
無下にするのもどうかと思うし、何よりもクィレル先生に入れてもらうなんて、これから先中々ないだろう。そんなことを考えながら素直に頼む。
紅茶の香りが部屋中に広がる。
クルクルと回る茶葉をボーッと見ていると、声をかけられる。
「Missセレスティア」
『は、はい!』
思わず大きめの声を出してしまったが、クィレル先生は特に気にすることなく続ける。
「最近、手紙を受け取りませんでしたか」
やっぱり、という思いが強かった。
と、同時に、まさかとも思った。だって、それでは先生が私のことを、、、
「もうまわりくどいことはやめます。
、、、不気味にも思いましたでしょう。申し訳ない。」
『い、いえ、クィレル先生が謝るような事じゃ、、、』
「セレスティア」
『は、はい!』
これじゃいつもと逆だ、と、不意に違和感を感じた。先生、どもってない、、、?
「ずっと前から、あなたが、好きです。」
そう言った先生の頬や耳は、ほんのり赤みがかっていた。
同時に、少し青ざめているようにも見えた。
『、、、先生』
「は、はい」
やっぱり少し青ざめている。
『もしかして、具合悪いんですか?』
「え?、、、え?ええ?」
少々焦ったように言う先生の顔色は、やはりあまり良いとは言えない。
『気持ちは嬉しいですし、もちろん、はい!喜んで!と言わせていただきますが、具合が悪いなら休まないと!』
そう言って先生を休ませようとすると、
「ま、待って下さい!体調は特に悪くありません!」
『え?でも、顔色が、、、』
そう言って先生の顔を見ると、青ざめているどころか真っ赤っかだった。
『今度は熱ですか!』
「ち、違います!」
あー、とか、うー、とかしどろもどろな先生を、じっと見つめると
「断られるかと思っていたんです。」
『、、、はい?こ、断る?』
こくりと頷く。
『、、、私が先生の好意を?』
また、頷く。
『それで顔色が悪くなったり、赤くなったり?』
「、、、そうです。」
『、、、、、、』
「、、、、、、」
『、、、ふ』
「?」
『ふ、あはは』
「!?な、なぜ笑って、、、」
『だ、だって、ふ、なんか、おかしくて、あはは』
「、、、ふ」
そう微笑んだ先生の表情にみとれて、思わず笑いが止まる。
「ふふ、、、それじゃあ」
『?』
「両想い、ということで良いのでしょうか?」
『っ!』
思わず顔を赤らめてしまう。
そうだった。先生が心配すぎて何を言うかよく考えずに言ってしまった。
「、、、違うんですか?」
そんな不安そうに見つめないで。
『違くありません。、、、先生が、クィレル先生が私は好きです。』
「、、、!私も、、、私もセレスティアが好きです。」
やっと伝わった想い。
願わくばどうかこのままで。
「、、、あ、」
『?』
「紅茶、冷めてしまいました」
『あ』
『「ふ、あはは」』
二人、笑い合う。
そうそう。
あの時の手紙はまだ大切にしまってある。