お泊まりシリーズ
杏「……はーぁ、つまるところ、これで三人ともツッコみツッコまれたってことでしょ…もう、ノルマクリア達成だドン、って音声が頭のなかで流れちゃったよ」
かな子「智絵里ちゃん、よく頑張ったね!」
智絵里「えへへ…ちょっと頑張ってみようかな、って…いっつも、杏ちゃんはボケてばっかりだから」
杏「あのさー、勘違いされそうだけど、CPの芸人的役割はAsteriskだからね?ボケとツッコミ鍛えてどうするのさ」
かな子「あ、杏ちゃんはそれ、言っちゃダメじゃないかな…」
智絵里「で、でも、楽しいです、よ…?」
杏「…いや、別に智絵里ちゃんが良いならいいけど…」
智絵里「…杏ちゃんと、かな子ちゃんと。三人一緒にテレビに出られるの…スッゴく楽しい、から。だから、もっと、頑張らないとなって」ニコ
杏「……まあ、杏はあんまり出たくないけどねー」フイッ
智絵里「あ、あうぅ……」ショボン
かな子「…………」チラッ
杏「……ったく、きらりといい何でそうもストレートに……」ブツブツ
かな子「…ふふ♪」ニコニコ
杏「あー……二人といると時々調子狂うなぁ……」ポリポリ
杏「んー、そういや智絵里ちゃんさ、さっき…まあ、結構前の話なんだけどさ、気になってることがあって」
智絵里「は、はい…?」
杏「五つ葉のクローバーって、あれ、どういうこと?」
智絵里「…へ?」
かな子「…あ、言ってたね。杏ちゃんにあげるって…五つ葉ってことは、四つ葉よりも運勢が高いの?」
智絵里「あ、えと、ううん、そうじゃなくて…。五つ葉のクローバーは、幸運じゃなくて、財政運とか、金運を高めてくれるんだ」
杏「……金運とな」ガバッ
かな子「杏ちゃんが起き上がった…!」
智絵里「うん。場所によっては、いっぱい見つかったりするらしいんだけど…私はまだ、一つだけしか、見付けたことないから…ちょっと渡すのは、勿体なくなっちゃって」
杏「ほーう、そっかそっかー。ねえ智絵里ちゃん、もし、もう一枚見付けたら杏に頂戴?これからの印税生活に有効に役立てるからさ」
かな子「もう、相変わらずだなぁ、杏ちゃんってば」
智絵里「え?う、うん…でも、いつ見つかるか分からないよ…?」
杏「だから、いつかでいいよ。まだ暫くは、運に頼るなんて楽、できそうにないし…頼る暇も無さそうだしさ。二人も居るだろうし……あー、やだなぁ、頑張るのは性分じゃないのに」
智絵里「………うん!」
かな子「ふふ、そうだね!…そう、自分の力で、頑張らないと…」グッ
杏「肩の力入れすぎてもダメだからね、かな子ちゃん」
かな子「わ、分かってるよ…」
杏「危なっかしいなぁ…さっきの撮影もかみかみだったし、ちゃんと深呼吸してる?」
かな子「あう…ご、ごめんね…」
智絵里「深呼吸…息抜き…休憩…」
智絵里「…お泊まり」ボソ
かな子「…あっ、そうだ杏ちゃんのお部屋にお泊まりしたかったんだ」
杏「げ」
智絵里「…杏ちゃん、わざとお話し逸らしてましたね…?」ゴゴゴゴ
杏「…そ、そんなことはなくなくなくなくないかもだけど…ち、智絵里ちゃんも深呼吸深呼吸」
かな子「もう!こうなったら杏ちゃんのお家でお泊まりしてお菓子作るまで、私達も杏ちゃんみたいになっちゃうんだから!」
智絵里「あ、杏ちゃんのお家でお泊まりを希望する~…!」バッ
かな子「CIにお泊まりとお菓子の権利をー!」バッ
杏「ちゃっかり要求を増やしたなかな子ちゃん…おおう、普段杏はこんなことしてるのか。……ちょっとプロデューサーに同情するぞこれは」
杏「まあ、その、お泊まりは勘弁してよ…いやマジであの部屋そんなことさせてくれないから、布団もないし」
かな子「……」ショボン
智絵里「……」シュン
杏「………ゔあ゙………分かった、分かったからその目止めろぉ!だ、妥協しようじゃないか。……ええと、そうだな…近場で、本当近場で、二人の行きたいところ……い、1ヶ所なら、付き合う……から……ど、どうだ」チラ
かな子「……!」キラキラ
智絵里「……!」キラキラ
杏「……あ、ダメだこれ帰りたい」
かな子「ダメだよ!今杏ちゃん言ったからっ!」
智絵里「……逃げちゃ、め!ですっ」ギュッ
杏「ぐえっ……ち、智絵里ちゃ、キツイ」ギュッ
かな子「早速考えなくちゃ!ショッピングモールにすれば1ヶ所…だよね?」
杏「待った」
智絵里「あ、あのね、駅ビルに可愛い小物屋さんがあって……その、3人で御揃い、どうかな…って」
杏「ちょっと…」
かな子「わぁ、とってもいいと思う!じゃあ、取り合えずそこ、行ってみようか!」
杏「……ま、まさか二人とも、ここまで展開を読んで……いやそんな……でも」
かな子「…杏ちゃん♪」
智絵里「あ、杏ちゃん!」
杏「………ああ、もう」
かなちえ『一緒にお出掛け、楽しもうねっ♪』
杏「なんでもいいから早く、杏をだらだらさせてくれぇーっ!」
おしまい。
かな子「智絵里ちゃん、よく頑張ったね!」
智絵里「えへへ…ちょっと頑張ってみようかな、って…いっつも、杏ちゃんはボケてばっかりだから」
杏「あのさー、勘違いされそうだけど、CPの芸人的役割はAsteriskだからね?ボケとツッコミ鍛えてどうするのさ」
かな子「あ、杏ちゃんはそれ、言っちゃダメじゃないかな…」
智絵里「で、でも、楽しいです、よ…?」
杏「…いや、別に智絵里ちゃんが良いならいいけど…」
智絵里「…杏ちゃんと、かな子ちゃんと。三人一緒にテレビに出られるの…スッゴく楽しい、から。だから、もっと、頑張らないとなって」ニコ
杏「……まあ、杏はあんまり出たくないけどねー」フイッ
智絵里「あ、あうぅ……」ショボン
かな子「…………」チラッ
杏「……ったく、きらりといい何でそうもストレートに……」ブツブツ
かな子「…ふふ♪」ニコニコ
杏「あー……二人といると時々調子狂うなぁ……」ポリポリ
杏「んー、そういや智絵里ちゃんさ、さっき…まあ、結構前の話なんだけどさ、気になってることがあって」
智絵里「は、はい…?」
杏「五つ葉のクローバーって、あれ、どういうこと?」
智絵里「…へ?」
かな子「…あ、言ってたね。杏ちゃんにあげるって…五つ葉ってことは、四つ葉よりも運勢が高いの?」
智絵里「あ、えと、ううん、そうじゃなくて…。五つ葉のクローバーは、幸運じゃなくて、財政運とか、金運を高めてくれるんだ」
杏「……金運とな」ガバッ
かな子「杏ちゃんが起き上がった…!」
智絵里「うん。場所によっては、いっぱい見つかったりするらしいんだけど…私はまだ、一つだけしか、見付けたことないから…ちょっと渡すのは、勿体なくなっちゃって」
杏「ほーう、そっかそっかー。ねえ智絵里ちゃん、もし、もう一枚見付けたら杏に頂戴?これからの印税生活に有効に役立てるからさ」
かな子「もう、相変わらずだなぁ、杏ちゃんってば」
智絵里「え?う、うん…でも、いつ見つかるか分からないよ…?」
杏「だから、いつかでいいよ。まだ暫くは、運に頼るなんて楽、できそうにないし…頼る暇も無さそうだしさ。二人も居るだろうし……あー、やだなぁ、頑張るのは性分じゃないのに」
智絵里「………うん!」
かな子「ふふ、そうだね!…そう、自分の力で、頑張らないと…」グッ
杏「肩の力入れすぎてもダメだからね、かな子ちゃん」
かな子「わ、分かってるよ…」
杏「危なっかしいなぁ…さっきの撮影もかみかみだったし、ちゃんと深呼吸してる?」
かな子「あう…ご、ごめんね…」
智絵里「深呼吸…息抜き…休憩…」
智絵里「…お泊まり」ボソ
かな子「…あっ、そうだ杏ちゃんのお部屋にお泊まりしたかったんだ」
杏「げ」
智絵里「…杏ちゃん、わざとお話し逸らしてましたね…?」ゴゴゴゴ
杏「…そ、そんなことはなくなくなくなくないかもだけど…ち、智絵里ちゃんも深呼吸深呼吸」
かな子「もう!こうなったら杏ちゃんのお家でお泊まりしてお菓子作るまで、私達も杏ちゃんみたいになっちゃうんだから!」
智絵里「あ、杏ちゃんのお家でお泊まりを希望する~…!」バッ
かな子「CIにお泊まりとお菓子の権利をー!」バッ
杏「ちゃっかり要求を増やしたなかな子ちゃん…おおう、普段杏はこんなことしてるのか。……ちょっとプロデューサーに同情するぞこれは」
杏「まあ、その、お泊まりは勘弁してよ…いやマジであの部屋そんなことさせてくれないから、布団もないし」
かな子「……」ショボン
智絵里「……」シュン
杏「………ゔあ゙………分かった、分かったからその目止めろぉ!だ、妥協しようじゃないか。……ええと、そうだな…近場で、本当近場で、二人の行きたいところ……い、1ヶ所なら、付き合う……から……ど、どうだ」チラ
かな子「……!」キラキラ
智絵里「……!」キラキラ
杏「……あ、ダメだこれ帰りたい」
かな子「ダメだよ!今杏ちゃん言ったからっ!」
智絵里「……逃げちゃ、め!ですっ」ギュッ
杏「ぐえっ……ち、智絵里ちゃ、キツイ」ギュッ
かな子「早速考えなくちゃ!ショッピングモールにすれば1ヶ所…だよね?」
杏「待った」
智絵里「あ、あのね、駅ビルに可愛い小物屋さんがあって……その、3人で御揃い、どうかな…って」
杏「ちょっと…」
かな子「わぁ、とってもいいと思う!じゃあ、取り合えずそこ、行ってみようか!」
杏「……ま、まさか二人とも、ここまで展開を読んで……いやそんな……でも」
かな子「…杏ちゃん♪」
智絵里「あ、杏ちゃん!」
杏「………ああ、もう」
かなちえ『一緒にお出掛け、楽しもうねっ♪』
杏「なんでもいいから早く、杏をだらだらさせてくれぇーっ!」
おしまい。
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