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14
「俺たちの組織は、このネアポリスのあらゆる産業を支配している。」
ネアポリス郊外。
ジョルノは、ブチャラティの後を歩きながら、話を聞いていた。
「パッショーネ、それが組織の名だ。パッショーネは情熱という意味だが、それがそのままボスの名前ではない。実際にボスの名を知る者はいないし、姿や顔を見た者もいない。何人かの幹部を介して命令を下してくる。ジョルノ、君の入団を決定する幹部は、ポルポという名の男だ。彼は、この建物の中にいる。」
「えっ!?」
ブチャラティが親指で指した先の建物を見て、ジョルノは目を見張った。
「ここは・・・刑務所・・・!?」
「そうだ。ポルポはある罪で有罪になって、15年は出て来ない。だが、彼はこの中から俺に命令を下し、組織にパワーを振るっている。彼はその気になれば、いつでもここを出ることが出来る。だがそれをしない。その必要がないんだ。」
「なぜ?」
「行けばわかる。ージョルノ・ジョバァーナ。」
言って、ブチャラティはジョルノを見すえた。
「君はこれから彼の面接を受け、合格しなくてはならない。就職するのと同じだ。どんな面接かは彼の気分次第だがーー、くれぐれも、彼に、バレるなよ。」
ジョルノは、ブチャラティの言葉の言外の意味を考えながら頷いた。
「わかりました。」
そのまま刑務所の入り口へ進む。
だが、その足を止めてブチャラティを振り向いた。
『またね、ハルくん。』
再会した日。
去り際、ごく自然にルナの背中に手を回していた。それが自然な仕草だからこそ、主張しているようだった。
ーーーーー自分のものだと。
「どうした、ジョルノ。」
「・・・いえ。」
今は、時期じゃあない。
まずはやるべきことをやろう。
「合格してからにします。」
「・・・」
ジョルノは、ブチャラティの碧く鋭い視線を背中に感じながら、刑務所へ歩みを進めた。
「俺たちの組織は、このネアポリスのあらゆる産業を支配している。」
ネアポリス郊外。
ジョルノは、ブチャラティの後を歩きながら、話を聞いていた。
「パッショーネ、それが組織の名だ。パッショーネは情熱という意味だが、それがそのままボスの名前ではない。実際にボスの名を知る者はいないし、姿や顔を見た者もいない。何人かの幹部を介して命令を下してくる。ジョルノ、君の入団を決定する幹部は、ポルポという名の男だ。彼は、この建物の中にいる。」
「えっ!?」
ブチャラティが親指で指した先の建物を見て、ジョルノは目を見張った。
「ここは・・・刑務所・・・!?」
「そうだ。ポルポはある罪で有罪になって、15年は出て来ない。だが、彼はこの中から俺に命令を下し、組織にパワーを振るっている。彼はその気になれば、いつでもここを出ることが出来る。だがそれをしない。その必要がないんだ。」
「なぜ?」
「行けばわかる。ージョルノ・ジョバァーナ。」
言って、ブチャラティはジョルノを見すえた。
「君はこれから彼の面接を受け、合格しなくてはならない。就職するのと同じだ。どんな面接かは彼の気分次第だがーー、くれぐれも、彼に、バレるなよ。」
ジョルノは、ブチャラティの言葉の言外の意味を考えながら頷いた。
「わかりました。」
そのまま刑務所の入り口へ進む。
だが、その足を止めてブチャラティを振り向いた。
『またね、ハルくん。』
再会した日。
去り際、ごく自然にルナの背中に手を回していた。それが自然な仕草だからこそ、主張しているようだった。
ーーーーー自分のものだと。
「どうした、ジョルノ。」
「・・・いえ。」
今は、時期じゃあない。
まずはやるべきことをやろう。
「合格してからにします。」
「・・・」
ジョルノは、ブチャラティの碧く鋭い視線を背中に感じながら、刑務所へ歩みを進めた。