ディーノはその行動を見守る





スッと流霞は迷いなく手を伸ばした





｢怪我してますよ｣





頬にある傷に触れると痛みから小さな声をあげた





｢大丈夫ですか…？｣





｢あぁ。大丈夫だ｣





｢ボス、手当てするから戻りましょう｣





部下が周りに集まり始める





｢ｸｽｯ、本当、部下に愛されてますね｣





｢///ば、そんなこと無ぇよ｣





肩を震わせて笑う流霞





｢では、これで私は失礼しますね。｣





｢今日は何しに来たんだ？｣





｢癒やしを貰おうと思ったんですよ。ディーノの雰囲気癒し系なので｣





バッと踵を返し、瞬きの後には流霞の姿は其処から消えていた





流霞はその後家に帰り睡眠をとる為にシャワーを浴びる





髪をタオルで拭き、寝ているムーを抱き上げた





そのまま自室のベッドに連れて行く





寝転がり、抱き寄せるようにムーの近くまで近付く





瞼が重くなっていくので、身を任せ眠りについた





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