標的6
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ふぅーと息を吸い、前を見据える
「答えは一つ…そのファミリーを抹殺します」
「∑っ!!」
「そんなに驚かないで下さい。ほんの冗談です」
ニコッと笑い、頭を撫でてやる
(おぃ、俺に力よこせ)
〔わかったよ〕
頭に直接響く声に僅かに顔をしかめた
「記憶を弄るとでも言っておきます」
「記憶を」
「呼び捨てで呼んでも構いませんか?」
「あ、あぁ」
「有難うございます」
「アゲハは何で殺しをしないんだ?」
一瞬空気が重くなった気がした
「暇つぶしで始めた万屋の為に人を殺めるなんて有り得ません。それに変な逆恨みをされたら日常が壊れてしまうかもしれませんからね」
「そうか」
「あなた方からみたら‘逃げ’と思われてしまうでしょうね」
「やっぱり、穢れなきアゲハなだけあるな」
「何ですかそれ」
頭を傾けディーノに問う
「裏世界での呼び名だ。殺しを頼む奴等はいない、それが暗黙のルールにもなっている」
へぇーと適当に頷く
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