標的5
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そのままの勢いで走りつづける
肩に掛かっている学ランに手を当てながら
ゴール
「格好いい!!」
「A組の誰かな///」
などと周りで騒がれている
「流霞、足速ぇーのな」
「そうか?普通だろ?さてと、俺はこれで」
踵を返した瞬間、クラスの奴が
「足速ぇー!!」
「運動神経良いな!!」
「∑え、あ、有難う?」
小さく苦笑しながら言っただけたのに、周りは顔を赤くして悲鳴をあげた
「じゃ、俺はこれで」
スッと流霞は居なくなった
木の下に座り、瞼を下ろす
寝るために
この判断は誤りだった
体が宙に浮くが、眠っている流霞は気がつかない
そのままどこかへ連れて行かれてしまった
それを目撃した人は目の色をかえ、探し始める
流霞は瞼を開けて辺りを見渡す
「ここ、どこだ?」
手足は縄で縛られ、体は動かない
「んだょ、これ」
抵抗をやめ、背もたれに体重を預けた
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